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アライドテレシス、「AlliedWare Plus」新ファームウェアを提供 スイッチのACL/BGP拡張やAPの通信可視化・RF Scan機能を強化

 アライドテレシス株式会社は4日、自社ネットワーク機器のOS「AlliedWare Plus」向けファームウェアの新版「Ver.5.5.6-1.1」のダウンロード提供を開始したと発表した。あわせて、機能拡張に対応する新規ライセンスの販売も開始している。

 今回の新版では、モジュラー型のアドバンスドレイヤ3スイッチ「AT-SBx908 GEN3」において、通信の許可・拒否などを制御するACLのエントリー数を最大5120まで拡張した。これにより、利用者や端末、サービスなどに応じて、より多くの通信ルールを設定できるようになるため、ネットワークの大規模化やセキュリティ要件の高度化に伴って増加する通信制御の需要にも柔軟に対応できるとのこと。

 また、アドバンスドレイヤ3スイッチ「AT-x980-32CQ」では、BGPなどのルーティング機能や、ネットワークを論理的に分離するVRF-Lite、ネットワーク機器の集中管理を支援するAMFコントローラーなど、ネットワークの構築・運用に必要となるさまざまな機能に対応した。さらに、通信状況の可視化やネットワーク機器の設定・管理、時刻同期、利用者認証など、ネットワークの運用効率化や安定稼働を支援する機能も利用可能となっている。

 なお、これらの機能を利用するためには、追加のライセンス購入が必要となる。例えば、OSPFv2、RIPng、OSPFv3、BGP4+、VRF-Lite(63インスタンスまで)、ローカルRADIUSサーバー拡張などに対応する「AT-x980-FL01」が22万円(税込)、最大600インスタンスが利用可能になるVRF-Liteフルに対応した「AT-x980-FL13」が6万6000円(税込)。

 無線LANアクセスポイント「AT-TQRシリーズ」では、通信の種類や状況を分析するDPIの統計情報を、通信している端末やユーザー単位で確認できるよう機能を強化した。新たに追加されたGUI画面を利用して、端末・ユーザーごとの通信履歴を確認でき、過去にどの端末からどのような通信が発生していたかを確認できるという。また、指定した期間の通信傾向をグラフで確認できるため、通信トラブルが発生した際の原因調査や、日常的なセキュリティ監視にも活用可能だ。

 このほか、無線LANアクセスポイント「AT-TQ7413-R」では、周辺の無線環境を調査するRF Scan/Sync Scan機能を強化した。専用の受信用無線を利用して周辺のアクセスポイントなどをスキャンでき、通常の無線通信を継続しながら、周辺の電波状況や無線環境に関する情報収集に対応する。従来はスキャン時に通信中の無線を一時停止する必要があったが、今回の機能強化により、接続中の端末への通信への影響を抑えながら無線環境を把握できるようになるとのことだ。