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サイオステクノロジー、「社内ナレッジ活用AIチャット導入サービス」にガバナンスや検索精度を強化する新機能を追加

 サイオステクノロジー株式会社は3日、生成AIを活用して社内ドキュメントから最適な回答を自動生成する「社内ナレッジ活用AIチャット導入サービス」において、エンタープライズ向けに拡充した新機能を10月1日に提供開始すると発表した。

 社内ナレッジ活用AIチャット導入サービスは、RAG(検索拡張生成)を用いて社内ナレッジを基に回答を生成するAIチャットボットを、簡単に構築できるサービス。

 サイオステクノロジーは、多くの企業で生成AIを活用した社内業務の効率化が進む中で、社内に蓄積された膨大な独自データから「いかに正確かつ安全に情報を引き出すか」が共通の課題となっていると説明する。

 顧客からの「より複雑なビジネス論理を推論させたい」「既存のSharePoint Onlineの大量ファイルをAI活用したい」「ユーザーごとに細やかなアクセス制御を行いたい」といった要望に応えるため、今回の機能拡充を行うとしている。今回の機能拡充により、大企業が安心して運用できる「ガバナンス・セキュリティの強化」と「検索精度と利便性の向上」を実現する。

 機能強化では、LLM/インフラの強化として、生成AI高度推論モデルへの対応(GPT-5世代)を行う。複雑な推論と思考の深さでレスポンス調整が可能になり、長時間推論時の動作安定性も向上させる。

 また、マルチLLMプロバイダー対応として、特定のLLMベンダーにロックインされず、業務に合わせて最新の高性能AIモデルを柔軟に利用できるようにする。Google Cloud Vertex AIにデプロイされたGemini、Claudeモデルに対応する。

 さらに、分散検索エンジンとして実績のあるElasticsearchをベクトルストアとして利用可能になり、大規模データでも柔軟かつ高速にスケールできる。

 精度/安定性の向上では、Officeファイル内の画像解釈の精度を向上させる。これまで見落とされがちだったWordやPowerPoint内の埋め込み画像もAIが解釈し、データ活用が可能になる。

 UX/利便性の向上では、既存の情報資産を有効活用できるMicrosoft SharePointの自動連携オプション機能を強化した。ドキュメントライブラリーをRAGデータソースとして利用する際、並列処理による自動連携の高速化によって、よりスムーズでデータ鮮度の高いナレッジ運用が可能になる。

 また、ナレッジファイル管理画面でより直感的なRAGデータの管理が可能になり、RAGデータソースを管理・運用しやすくなる。

管理画面イメージ

 ガバナンス/セキュリティの強化では、ユーザーグループおよびユーザーのメンテナンス機能を追加した。これにより、ユーザーグループ単位で権限ロールベースの柔軟なアクセス制御が可能になる。ユーザーおよび権限、アクセス可能データソースの管理がより容易になり、セキュアで効率的な管理運用を実現する。

 さらに、認証基盤として、従来のEntra IDに加え、新たに「OTSUKA GATE」や「Gluegent Gate」によるシングルサインオン(SSO)に対応する。