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NECネッツエスアイが米TinyFishと協業、AIエージェント導入に不可欠な「AIデータバンク」実現を推進
2026年7月22日 08:30
NECネッツエスアイ株式会社は21日、AIによる情報収集支援ソリューションを提供する米TinyFishとの戦略的パートナーシップを締結したと発表した。同社ではこの協業により、各種AIエージェントが業務の高度化を実現するために必要となる、網羅的かつ正確なデータのみを蓄積した、AIエージェントのためのデータバンク領域でのビジネス参画を目指すとのこと。
今回のパートナーシップ締結は、NECネッツエスアイが進める「AI Agent Readyプロジェクト」の一環で、企業や自治体におけるAIエージェントの導入推進を目的としたもの。今回はまず、情報の正確性とスピードが直結するBCP(事業継続計画)対策の領域に向けたソリューションとして、TinyFishの「TinySonae」の取り扱いを開始する。
「TinySonae」は、人間のようにWeb上を自律的に巡回し、情報を並列・同時実行で収集するWeb検索・データ取得特化型のAIサービス。API非提供サイトや動的ページ、ログインが必要なサイトまで、各種サイトの特性や接続ポリシーに適したアクセス制御を行いながら、AIが利用者に代わって自動操作し情報を取得することができる。
また、収集した情報の鮮度や正確性を相関的に分析するだけではなく、AI特有のハルシネーションを防ぐため、AI自身が分からない情報を認識して自ら追加調査を行う仕組みを搭載しており、極めて信頼性の高いデータのみを抽出し、構造化できるとのこと。これにより、例えば災害時において、SNSなどで錯綜する情報の中から正確な事実のみをリアルタイムに抽出し、迅速な意思決定を支援するといったことが可能になるとした。
なお、NECネッツエスアイでは今後、サプライチェーン、マーケティング、ファイナンスなど、さまざまな業務領域へ取り組みを拡大するとともに、AI利用において加速度的に増加するトークンコストの最適化についても、TinyFishと共同で検証を進める考え。さらには、「TinySonae」などによって収集した高精度なデータを生かしたデータバンクを実現し、AIエージェントの導入と業務適用を推進するとしている。