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テクマトリックス、VSCode連携や生成AI活用機能を追加したソースコード解析ツール「Understand 7.0」日本語版を提供

 テクマトリックス株式会社は3月31日、米Scientific Toolworksが開発したソフトウェア解析ツール「Understand 7.0」日本語版を販売開始した。

 Understandは、関数や変数、ファイルといったさまざまな要素に関する情報を詳細に解析し、開発者が容易に詳細情報にアクセスできる環境を提供する解析ツール。

 Understand 7.0では、Visual Studio Code(VSCode)との連携機能を提供。VSCodeのマーケットプレースから、Understand拡張機能をVSCodeにインストールでき、VSCodeからUnderstandにジャンプした先で、選択したエンティティ(ファイル、関数、変数など)に関連する情報やメトリクス、グラフをVSCodeと連動して表示する。これにより、VSCodeを利用しながら、ソフトウェアの構造や依存関係を明確に把握でき、問題の迅速な特定や修正が可能になる。

 また、Java言語においては、Springフレームワークの解析に対応したことに加えて、Bean定義やインジェクションをはじめとしたDIの依存関係などの解析が可能になり、Javaの解析範囲を拡張した。

 さらに、Understand 7.0では生成AI連携機能が搭載され、Understandの解析結果と生成AIを統合し、要素(ファイル、クラス、関数など)の概要説明を生成するAI Description Generator機能(アルファ版)が利用できるようになった。生成された説明は、Understandの情報ブラウザーとアノテーション(注釈)に表示され、グラフ上にも生成AIによる説明を表示できるようになった。Understandが従来から提供しているソフトウェアの構造や依存関係の解析情報に加えて、生成AIによる説明も参考にでき、開発や保守作業の効率化が期待できるとしている。