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アット東京とZadara、国内のAI・ソブリンクラウド需要に対応する「Zadara Cloud アット東京リージョン」を共同開設

 株式会社アット東京とZadara株式会社は10日、戦略的パートナーシップを締結し、アット東京のデータセンターを拠点とした「Zadara Cloud アット東京リージョン」を共同開設するとともに、アット東京のサービス「ATBeX Edge Compute powered by Zadara」として提供すると発表した。提供開始時期は2026年8月を予定している。

 アット東京のデータセンターは、国内外100社を超えるネットワーク事業者・クラウド事業者といったサービスプロバイダーが集まるエコシステムが形成されている。また、柔軟かつ信頼性の高い閉域網接続を実現する「ATBeX(AT TOKYO Business eXchange)」を通じて、エコシステムを構成するサービスプロバイダーおよび日本全国のパートナーデータセンターと相互接続する環境を提供している。

 一方で、AIワークロードの急拡大や、オンプレミス仮想化環境のクラウド移行ニーズの高まりを背景に、データを国内に保持しながら柔軟なクラウドインフラを利用したいというソブリンクラウドへの需要が増加しているという。

 こうした需要の高まりを受け、アット東京のデータセンター内に、Zadaraが提供するFederated Edge Cloudサービス「Zadara Cloud」のリージョンを設け、Zadara Cloud アット東京リージョンとして、ATBeX Edge Compute powered by Zadaraのサービス提供を開始する。同サービスでは、AI時代に対応したコンピュート、ストレージ、ネットワークを統合したエッジクラウドサービスを、アット東京の接続環境と組み合わせることで、国内データ保持への対応と高い接続性を両立し、顧客のクラウド活用やAIインフラ構築を支援する。

 Zadara Cloudは、仮想マシン(zCompute、AWS EC2互換API)、ブロック・ファイル・オブジェクトストレージ(zStorage・VPSA)、仮想ネットワーク(VPC)から構成される統合IaaSを提供する。AIワークロードにおいて、ZadaraはNVIDIA Cloud Partner(NCP)向けソフトウェアリファレンスガイドに準拠しており、GPUインスタンスを提供することで、マルチテナント環境におけるLLMの学習・推論やマルチモーダルAI開発を支援する。

 Zadara Cloud アット東京リージョンは、アット東京の柔軟かつ信頼性の高い接続環境を活用し、パブリッククラウドへの閉域接続やインターネット接続に対応する。顧客は、形成されたエコシステムから希望するサービスプロバイダーを自由に選択できるオープンな環境を利用できる。

 なお、すでにATBeXやアット東京のデータセンターを利用する顧客は、既存の環境からそのまま利用が可能となる。

 Zadara Cloudは、パートナーのデータセンターにzCompute/zStorage/zNetworkからなる仮想化基盤を設置し、パートナーの物理インフラとネットワーク接続性を最大限に生かす設計思想のもとで構築されている。

 アット東京のデータセンターは、電力・冷却・物理セキュリティにおいて国際水準のファシリティを備えるとともに、ATBeXをはじめとする高密度なネットワーク集積環境を有している。

 協業は、これらの両社の強みを生かし、新たな価値を提供するとしている。

 協業により開設するZadara Cloud アット東京リージョンは、複数のサービスプロバイダーがそれぞれのネットワーク接続性を活用し、共通プラットフォームで連携する分散クラウドアーキテクチャである、ZadaraのグローバルFederated Edge Cloudネットワーク(25カ国、500拠点超)の一つとして稼働する。

 アット東京は、ATBeXを活用したFederated Edge Cloudサービスの全国展開を支援するとともに、日本のデジタルインフラおよび顧客のビジネスの強化に取り組んでいくとしている。