ニュース

TED、製造業のエッジSLM活用を支援するプログラム「Try it! SLM on Edge」

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)は9日、製造業における生成AIの自社製品への組み込みが本格化することを見据え、エッジ環境でのSLM(Small Language Model:小規模言語モデル)活用を支援する体制を、SLM評価支援プログラム「Try it! SLM on Edge」を軸に新たに整備したと発表した。

 「Try it! SLM on Edge」は、SLMの製品実装を検討するにあたり、SLMの特性や開発・導入手法を短期間で習得できるトレーニング「Foundry Localトレーニング」と、伴走支援サービスを合わせたもの。生成AI活用を「試す」段階から、評価・検証を経て製品への実装を見据えた検討までをサポートし、製品競争力の強化を支援するという。

 このうちFoundry Localトレーニングでは、エッジ環境でSLMを活用するための基礎理解や、ファインチューニングの考え方を学習可能。マイクロソフトの軽量AI推論プラットフォーム「Foundry Local」を活用し、生成AIの可能性を体験的に理解するところから始めることで、製品への応用を具体的に検討するための第一歩を支援する。

 一方の伴走支援サービスでは、評価・検証フェーズから製品への組み込みを見据えた段階において、専任エンジニアが顧客の製品構成や利用シーンに応じて伴走型で支援する。生成AIを「どこで」「どのように活用するか」といった実装レベルの検討を通じて、製品化に向けた具体的な検討を支援するもので、Try it! SLM on Edgeにおける実装支援フェーズとして提供するとした。

 またオプションとして、エッジAIに対応した検証用ミニPCを用意した。

 なお、生成AIを製品に組み込む際には、AIモデルに含まれる独自データやノウハウの扱いも重要な論点になるとのこと。そこでTEDでは、こうした知的財産保護を考慮した仕組みとして、2026年夏のリリースを目標に、独自技術「FalconVault(ファルコンボルト)」の開発にも取り組んでいる。

エッジ上で特定用途AIと生成AI(SLM)を組み合わせることで、製品のインテリジェント化が可能