ニュース

HPE、SAP Cloud ERPおよび基幹業務ワークロード向けサーバー「HPE Compute Scale-up Server 3250」を発表

 日本ヒューレット・パッカード合同会社(以下、HPE)は2日、SAP Cloud ERPおよび基幹業務ワークロード向けサーバー「HPE Compute Scale-up Server 3250」の提供開始を発表した。

 HPE Compute Scale-up Server 3250は、インメモリデータベース向けに特化して設計され、ミッションクリティカルな業務トランザクションおよび分析ワークロードにおいて、スケーラビリティ、レジリエンス、パフォーマンス、セキュリティを提供する。Intel Xeon 6プロセッサーを搭載し、SAP BW Edition on HANAベンチマークにおいて、48TB以上のメモリ構成で検証された初のスケールアップサーバーであり、最大級のメモリ容量に対応する。

 基幹業務向けインフラストラクチャーの基準を刷新するサーバーとして、ERPやCRMなどの複雑なビジネスアプリケーション向けに設計されており、高速なトランザクション処理、リアルタイムなインサイト獲得、高度なデータ分析を実現する。さらに、シンプルな運用、常時稼働の信頼性、チップからクラウドまでのセキュリティを備え、業務を滞らせることのないダウンタイムゼロのワークロード環境を実現するとしている。

 また、リアルタイム分析や高速なトランザクション処理の需要拡大を見据え、モジュール単位での拡張が可能。4ソケットから最大16ソケット、最大64TBのDDR5メモリに対応することで、金融サービス向けアプリケーションやデータベース、基幹系システムの安定稼働を支える。さらに専用の外部ノードコントローラーを搭載することで、スケールアウト構成で用いられるイーサネットと比較して100倍のパフォーマンス向上を実現する。

 HPE Compute Scale-up Server 3250は、Intel Xeon 6 プロセッサーを搭載したHPE初のスケールアップサーバーであり、高負荷なコンピューティングや、今後普及が見込まれるエージェント型AIのワークロードに最適なモジュール式アーキテクチャーを採用している。

 セキュリティの面では、HPE Compute Scale-up Server 3250は、iLO(HPE Integrated Lights Out)による組み込み型の保護機能を備え、チップからクラウドに至るすべてのレイヤーとサーバーのライフサイクル全体にわたってセキュリティを提供する。HPE iLOは、専用のセキュリティプロセッサーと検証済みファームウェアによるシリコンレベルの信頼性(Silicon Root of Trust)を確立し、耐量子暗号によって将来の脅威からシステムを保護する。

 さらに、レジリエンス機能として、高度なメモリのエラー検出・訂正に加え、メモリヒーリングや障害メモリの自動切り離し(デコンフィギュレーション)を備えている。また、フォールトトレラント設計により常時稼働を実現し、ミッションクリティカルな業務ワークロードに対して最高レベルの可用性を提供する。

 HPEは、RISE with SAP認定サーバー分野における主要プロバイダーとしての地位を確立しており、HPE Compute Scale-up Server 3250は、こうした実績を基盤に、大規模なインメモリ構成においてベンチマークの最高記録を達成している。

 HPE Compute Scale-up Server 3250は、HPE Financial Servicesの90/9 Advantageプログラムにより、導入後90日間は支払い不要、続く9カ月間は機器本体価格の1%の月額で利用でき、その後は契約期間に応じた予測可能な支払いへ移行する。