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ソニーネットワークコミュニケーションズ、企業のデータマーケティングを一気通貫で支援するソリューションを提供
2026年3月31日 17:11
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は30日、企業のデータマーケティングを一気通貫で支援する「データインサイトマーケティングソリューション」の提供を開始した。
データインサイトマーケティングソリューションは、企業のマーケティング活動において、データ収集・基盤構築から、ソニーグループのAIを活用した分析、データに裏付けられた施策のコンサルティング・実行までを、垂直統合で伴走支援するサービス。これにより、企業がデータを単なる数字としてではなく、顧客一人ひとりの志向や感情をくみ取るために用いて、チャネルを横断して一貫した顧客体験を設計できる環境を構築する。
ソニーネットワークコミュニケーションズはソリューション提供の背景として、プライバシー保護の機運の高まりを受け、サードパーティークッキーの利用規制が進むなか、企業は外部データに頼らず、自社の接点を通じて「顧客を直接理解する力」が問われていると説明する。質の高い自社データを基盤に、個々のニーズに応えるパーソナライズされた体験を提供することが、次世代のマーケティングにおいて必要不可欠だとしている。
一方で、企業では部署やチャネルごとにデータが分断されていること、データが蓄積されるのみで有益な分析がされていないこと、マーケティング施策が一貫した体験設計になっておらず、短期的な成果に留まっていることなど、データ活用に関する課題は多く存在しているという。
サービスでは、自社に散らばったデータを統合し、ソニーグループのAI技術でデータの裏にある顧客のインサイトを読み解き、顧客の心に寄り添った施策の実行を支援する。
データ基盤の整備・構築では、データの評価基準を明確にして、有効性を確認するデータアセスメントを実施する。集めたデータを活用可能な状態に整理・再定義して、分散したデータを収集・集約し、一元管理できるデータ基盤(CDP)を構築する。
AIを用いた多角的な分析では、データを可視化し、直感的に把握できるBIダッシュボードを構築する。AI予測分析ツール「Prediction One」を用いたデータ分析や、感性AI「SENZAI」を用いた消費者の感性や価値観を中心とした多角的なデータ分析など、ソニーグループ独自のデータ分析ロジックを用いて顧客のインサイトを抽出・判定するほか、AI/データリテラシー強化のための人材育成ソリューションも提供する。
データに基づく施策のコンサルティング・実行支援では、抽出した顧客の志向や感情等のデータ分析結果に基づき、チャネルを横断した顧客体験を設計する。顧客の志向や状態に合わせた最適なタイミングでの広告計画・配信や、XRなどの先端技術を活用したコンテンツやプロモーションの企画提案を行う。
想定ユースケースとしては、AIを活用した解約抑止施策費用の最適化や、分断された顧客データの統合による、属性別ターゲティング広告の実現、ファーストパーティーデータとAIエージェント活用による広告制作の効率化などを挙げている。
データインサイトマーケティングソリューションは、企業の課題やフェーズに合わせて必要な機能に絞り、少額から導入できる。大規模なシステム投資を前提とせず、実効性の高い施策から着手できるほか、ツールベンダーに依存しない中立的なコンサルティングを行う。
ソニーネットワークコミュニケーションズは今後、ソニーグループの強みを生かし、データ分析において継続的にグループの先端技術を取り入れ、サービスの高度化を図ると説明。また、データ活用のアクションの選択肢として、エンタメコンテンツの提供範囲を広げていく予定としている。
