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DNPとエフサステクノロジーズ、高精度な生成AIをセキュアな環境で利用できる共同ソリューションを提供

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)とエフサステクノロジーズ株式会社は12日、DNPの「DNPドキュメント構造化AIサービス(AI-Ready Data)」の機能を、エフサステクノロジーズのオンプレミス生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」に搭載したソリューションを提供開始すると発表した。

 今回、両社が共同で提供するソリューションは、官公庁・金融機関・製造業など、高いセキュリティ要件を持つ企業・組織に向けて、生成AIをセキュアな環境で活用できるように支援するもの。インフラとして、オンプレミス環境で利用可能な生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」を利用することで、クラウドを経由することなく、社内ネットワーク上で生成AIを利用できるため、内部文書・顧客情報・生産データなど機密性の高い情報でも安全に処理を行えるという。

 また、「DNPドキュメント構造化AIサービス(AI-Ready Data)」を利用し、文書を自動で構造化・整形し、生成AIに最適な形式でデータを提供するため、技術の伝承、各種文書の検索、品質管理をはじめ、さまざまな業務に応用できるとした。

 なお、「Private AI Platform on PRIMERGY」については、スモールスタートから大規模展開まで対応可能な複数モデルをラインアップするほか、利用した分の料金だけを支払う「uSCALEサブスクリプションモデル」も利用可能だ。

 DNPとエフサステクノロジーズでは、官公庁・金融機関・製造業に加え、教育・医療・自治体など厳重な情報管理が求められる分野にも生成AIの活用支援を拡大し、企業や自治体のDXを加速させるとしている。