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請求書受領クラウド「invox受取請求書」、読み取りたい箇所を自然言語でAIに指示できる新機能を提供

 株式会社invoxは11日、クラウド型請求書受領システム「invox受取請求書」において、AIがユーザーの指示を学習し、請求書全体をより高精度に読み取る「読み取りAIエージェント」を提供開始したと発表した。ベーシックプラン以上のユーザーが追加料金なしで利用できる。

 「invox受取請求書」は、郵送・メール・PDFなど、さまざまな方法で届いた請求書をデータ化する請求書受領システム。AI-OCRで読み込んだ結果を人間が確認する仕組みにより、高い精度でのデータ化を実現しているという。

 今回発表された「読み取りAIエージェント」は、請求書をデータ化する際に、ユーザーがAIへ読み取りルールや構造変換を自然な言葉で指示できる機能。AIがユーザーの指示を理解し、意図に沿ったデータ化を行うため、各社独自のデータ化ルールに合わせて柔軟に読み取りを行えるという。

 例えば、「商品名が小計、合計、消費税の行は明細として読み取らない」「電気量の場合は備考に記載の単価を読み取る」といった指示が可能で、AIによる請求書のデータ化(特に請求明細のデータ化)の精度が足りない場合、アップロードした請求書に対して読み取りAIエージェント設定を登録しておくと、次回以降のデータ化処理では設定したルールで読み取り、データ化精度の向上を実現するとしている。

 なお、「読み取りAIエージェント」は今後、「invox経費精算」や「invox電子帳簿保存」への搭載も予定しているとのことだ。