請求書受領クラウド「invox受取請求書」、請求データを基に支払調書を生成する新機能を提供

　株式会社invoxは9日、クラウド型請求書受領システム「invox受取請求書」において、請求データを基に支払調書の作成に必要な情報を反映し、PDFおよびe-Tax／光ディスク提出用の法定調書CSV（標準フォーマット）として出力できる新機能を提供開始すると発表した。プロフェッショナルプランの標準機能として提供され、該当プランの契約ユーザーは追加料金なく利用できる。

　「invox受取請求書」は、郵送・メール・PDFなど、さまざまな方法で届いた請求書をデータ化する請求書受領システム。AI-OCRで読み込んだ結果を人間が確認する仕組みにより、高い精度でのデータ化を実現しているという。

　今回新たに提供するのは、日々蓄積される請求データを基に支払調書の作成に必要な情報を反映し、PDFおよびe-Tax／光ディスク提出用の法定調書CSV（標準フォーマット）として出力できる機能。支払報酬額等の算出を自動で行うため、従来は手作業で行っていた支払調書作成業務の負荷が軽減されるという。

　また、マイナンバー管理機能により、担当者ごとの閲覧権限を制御できるほか、一定期間請求書の登録がない仕入れ先のマイナンバーを自動で削除する仕組みも備えているため、安全性とコンプライアンスの向上にも寄与するとのこと。

　invoxでは、新機能について、マイナンバー管理の強化が必要な企業や、少人数でバックオフィスを運営する中小企業に加えて、フリーランスやクリエイターと取引が多い広告代理店・デザイン事務所、外部エンジニアや業務委託スタッフを継続的に活用しているSaaS事業者・IT開発会社、税理士・弁護士・外部顧問といった士業・コンサルタント契約の多い企業などでの利用に適していると説明している。