NSSOL、企業のデジタルサービス創出を支援するソリューション「NS DevCompass」を提供

　日鉄ソリューションズ株式会社（以下、NSSOL）は29日、ドメイン知見、サービス開発方法論、プロジェクト実行力を融合し、顧客のデジタルサービスの新規創出をサポートするソリューションブランド「NS DevCompass」の提供を10月に開始したと発表した。

　NSSOLはこれまで、Webメディア企業やSaaSプロバイダー、EC事業者に対して、多くの新規デジタルサービスの立ち上げを支援しており、特に、サービスの企画構想段階から顧客と同じ視点と当事者意識を持って構想を練り上げ、開発運用段階ではQCD（品質・コスト・納期）のバランスに配慮したプロジェクト推進を行うことで、顧客のビジネス成功を支えてきたとしている。

　NSSOLが手掛けてきた主な領域（ドメイン）とWebサイト/サービス例としては、人材業界における求人広告Webメディアおよび企業向け人材・採用管理サービス、旅行・飲食・理美容業界における予約申し込みWebメディアおよび各施設向け業務支援サービス、通信キャリア・ITプラットフォーマーによる金融・決済・ポイントサービスおよび審査サービスなどがあるという。

　今回提供を開始するNS DevCompassは、NSSOLがデジタルサービス創出の現場で培ってきた有形・無形のノウハウや知見をアセットとして活用し、サービスの企画構想から開発・運用に至るまで、一気通貫で支援する。「ドメイン知見」「サービス開発方法論」「プロジェクト実行力」を融合した、従来の新規事業創出サービスとは一線を画すソリューションだとしている。

NS DevCompassの提供メニュー

　NSSOLは、人材業界、旅行・飲食・理美容業界、金融・決済・ポイントサービスにおける実績から得た有形・無形のドメイン知見を基に、表層的なアイデア先行の企画構想ではなく、マクロな業界動向、業界特有の法規制や商慣行、現場の業務プロセスなどを踏まえた価値創出に顧客と一緒に取り組む。

　サービス創出においてはウォーターフォール型に加え、顧客価値を重視したリーン開発や、柔軟性に優れたスクラム開発など多様な手法の活用が求められるが、ステークホルダーの理解度や組織文化との相性によっては、手法の導入だけでは十分な成果が得られないこともあると説明している。NSSOLは、現場での経験をもとに、実践的なTipsや成果物テンプレートをアセットとして提供し、理論と実行のギャップを埋める支援を行う。

　サービス開発においても、プロジェクトを成功に導くためのチーム管理、スコープ管理、品質管理、リスク管理といったプロジェクトマネジメントの実践が不可欠だと説明している。NSSOLは、システムインテグレーターとして大規模あるいは高難易度案件を手掛けてきた実績があり、特にスピードと品質の両立が求められるサービス開発においてもプロジェクト実行力を発揮するとしている。

　NSSOLは、今回提供を開始するNS DevCompassは、デジタルサービス創出ソリューションの基本メニューで、今後は業務・業界特化型メニューとしてシリーズ化を進めていくとしている。