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NTT-AT、多言語をリアルタイムに翻訳してコミュニケーションをアシストする「globejoy」の対面版を提供

ホテルでの接客、自治体の窓口対応などでの多言語コミュニケーションを支援

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、多言語リアルタイムコミュニケーションアシスタント「globejoy(グローブジョイ)」の「対面版」を、9月26日から提供開始すると発表した。

 「globejoy」は、異なる言語で会話・議論する場において、希望する言語へ即座に翻訳・画面表示するサービス。クラウドサービスによる提供のため、専用アプリのインストールは不要で、Webブラウザのみで利用可能となっている。

 同サービスでは従来、Web会議で利用できる「Web会議利用版」を提供してきたが、今回は、自治体での窓口対応やホテルなどでの接客対応など、リアルタイムでのコミュニケーションが軸となる業種で活用できる対面版を新たに提供開始する。

 対面での対応シーンでは、来訪者が窓口へ来たら即座にコミュニケーションを開始する必要があるため、対面版では、来訪者と窓口対応者が利用したい言語を開始画面で選ぶだけで、多言語コミュニケーションをすぐに開始できるという。

即座に開始できる新インターフェイスを採用

 また、透明ディスプレイやプロジェクターへの投影に対応し、お互いの表情を見ながら、相手が意図したとおりに理解しているかを確認しながらコミュニケーションを取れるとのこと。

透明ディスプレイでの利用
プロジェクターでの利用

 さらに、企業のみならず一般にも普及しているiPadに最適化したことで、導入・運用の容易さと柔軟性を実現した。普段、使い慣れている端末上で直感的に操作できるため、特別な教育や複雑な設定を必要とせず、設置後すぐに利用可能。窓口・店舗、会議場やイベント会場など、多様なシーンで柔軟に対応できるとした。

 なお言語は、日本語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、英語(インド)、英語(オーストラリア)、英語(シンガポール)、フランス語、ドイツ語、フィリピン語、フランス語(カナダ)、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、マレー語、ロシア語に対応するとのことだ。