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ユニリタ、情報漏えいリスクを抑えセキュアな環境で生成AIを利用できる「SecuAiGent」

 株式会社ユニリタは25日、重要な情報を外部に出さず、セキュアな環境で簡単に生成AIを活用できる生成AIクラウドサービス「SecuAiGent(セキュアイジェント)」を提供開始すると発表した。

 「SecuAiGent」は、特許取得済みのセキュア学習技術を活用し、社内情報を活用した生成AI利用をセキュアかつ手軽に利用できるクラウドサービス。ローカルやプライベートクラウド環境内に学習用モジュールを設置することで、追加学習のデータや、生成AIとのやり取りを生成AIに学習させない仕組みになっているため、情報漏えいのリスクを最小限に抑えつつ、生成AIの利便性を享受できるという。

 また、生成AIに「回答」と「その根拠」を提示させ、根拠を基に、回答が質問に適したものかどうかをチェックする独自機構を実装しており、一見、事実のように見える誤った回答の生成を抑制し、信頼できる回答のみをユーザーに提供するとのこと。加えて、追加学習や生成AIの設定に専門的な知識は不要で、利用者に負担をかけず、簡単に生成AIを利用できるとした。

 なお「SecuAiGent」は、長野市民病院との共同実証実験により「退院サマリーの作成」「看護記録の読み取り」「院内のマニュアル検索」などの業務で、年間2700時間以上の業務省力化を実現しており、情報漏えいのリスクなどを考慮して、生成AIに代表されるDX化に慎重な業界・業務においても導入できると、そのメリットをアピールしている。

 価格は、ユーザー数1~50のライトプランで月額13万円(税別)から。