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Salesforce、営業部門を強化するAIコーチ「Agentforce セールスコーチング」日本語版を10月提供開始
2025年9月25日 12:00
株式会社セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は24日、AIエージェントによって営業担当者の育成を支援する新機能「Agentforce セールスコーチング」の日本語版を10月に提供開始すると発表した。
Agentforce セールスコーチングは、自律型AIエージェントによって営業チームを強化する「Agentforce for Sales」が提供する機能の一つで、AIエージェントを“デジタル労働力”として活用することで、属人的になりやすい営業スキルの育成を仕組み化し、商談の質と成約率の向上を実現する。
営業担当者のピッチ練習や顧客対応のロールプレイを、自律型AIエージェントが相手役となって実施し、リアルタイムのフィードバックを通じて提案力を継続的に強化する。顧客に対する説明や提案、異論・反論があった場合の切り返しなどをAIが再現し、実践的な訓練を提供する。
実際の商談履歴や担当者のパフォーマンスに基づき、担当者ごとに最適な指導を自動生成する。商談ごとに最適なシナリオを用いたトレーニングや、CRMデータをもとにした一貫性のあるフィードバックをリアルタイムで行うことで、営業スキルの向上と成約率の最大化を支援する。
コーチングやロールプレイにかかる工数をAIが代替することで、マネージャーは戦略策定や大型案件のクロージングなど、より付加価値の高い業務に専念できるようにする。さらに、コーチングの有無による成約率・失注率の変化を分析し、営業投資の効果測定が行える。
Agentforce セールスコーチングは、Enterprise Edition、Unlimited Edition、Performance Edition、Agentforce 1 Editionにアドオンライセンスを追加することで利用可能。価格は、Flex Credits(10万クレジットあたり6万円)もしくはConversation(1つの会話につき240円)のいずれか。