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パナソニックの帳票AI-OCR「WisOCRシリーズ」、修正履歴の学習機能など2つの新オプションを提供
2025年9月26日 09:00
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(以下、パナソニック)は、帳票向けAI-OCRソリューション「WisOCRシリーズ」において、2つの新オプションを10月16日より提供開始すると発表した。
WisOCRシリーズは、帳票処理業務の自動化を図るAI-OCRソリューション。さまざまな帳票に対応する「WisOCR」に加えて、注文書、請求書・納品書・領収書、見積書に特化した専用のサービスが用意されている。
今回は同シリーズにおいて、OCR処理結果からAIがマスタデータを検索し、対応する値を自動補完してCSVファイルに出力する「AIマスター検索機能」を新たに提供する。OCR処理結果とマスタ内の表現に揺らぎがあっても、AIで正しい値を検索できるため、RPAやマクロなしでデータ整形が可能になったという。
また、利用企業ごとの修正履歴を自動で学習し、学習結果を次回以降のOCR処理に自動反映することで、誤認識の修正作業を削減する「修正履歴学習機能」も追加される。誤認識の自動修正により、帳票から抽出されたデータの正確性が高まり、後続の業務(システム登録・分析など)でのミスを削減できるとのこと。
パナソニックでは、OCR処理業務で発生する、読み取り結果の確認・修正の自動処理から基幹システムに合わせたデータの整形作業までを効率化することで、さまざまな帳票処理業務の負荷軽減とDXの加速を支援すると、新オプションのメリットを説明している。