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NTTBP、Wi-Fi 6Eとローカル5Gを用いた無線LAN高度化の無償コンサルティングを期間限定で提供
工場やプラント、大型商業施設向けに
2025年9月22日 16:35
エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTTBP)は19日、業務用端末やIoT機器の活用拡大に伴ってLANトラフィックの逼迫(ひっぱく)が顕著になっている工場・プラント・大型商業施設などに向け、Wi-Fi 6Eとローカル5Gの導入に関する無償コンサルティングを提供すると発表した。期間は9月19日から12月19日まで。
NTTBPによれば、製造現場や大型施設では、出社回帰を背景とした業務用無線LAN配下でのリアルタイムトラフィック(オンライン会議等)増加、ならびに工場やプラントにおけるロボットや自動化設備の遠隔制御の拡大などを受け、従来以上に高品質で低遅延な無線LAN環境が不可欠になっているが、高品質な無線LAN環境を維持するには、従来の2.4GHz/5GHz帯Wi-Fiだけでは対応が難しくなっているという。
そこで、6GHz帯を利用可能なWi-Fi 6E、あるいはローカル5Gの導入が注目されているほか、来店客用/業務用無線の共用や、低品質用途/高品質用途の混在も多くの施設で課題となっており、トラフィックの分離と通信品質確保の仕組みづくりが求められているとのこと。
そこでNTTBPでは、今回、累計50万アクセスポイントを超える無線LAN構築実績やNTTアクセスサービスシステム研究所との共同実験成果を基に、Wi-Fi 6Eとローカル5Gの導入に関する無償コンサルティングを期間・数量限定で提供するとした。
具体的には、現状の無線LAN構成、収容端末数、将来構想を確認したうえで、業界動向や最新技術を踏まえた高度化方針を検討するとのことで、高度化案は、1)Wi-Fi 6Eのみ、DIY導入を想定した「コスト重視」、2)Wi-Fi 6Eのみ、通信品質確保の仕組みづくりも含めた「パフォーマンス重視」、3)Wi-Fi 6Eとローカル5Gを組み合わせたハイブリッド構成「拡張性重視」――の3プランを原則として提示する。
これにより利用企業は、3~5年先を見据えたLANの増強ポイントと必要なコストの目安を把握でき、を把握でき、計画的かつ効率的な投資判断が可能になるとのことだ。