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日鉄ソリューションズ、データ資産管理プラットフォーム「Collate」を提供
2025年8月6日 11:00
日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)は5日、Data Intelligence Platform「Collate」を提供する米Collateと、日本国内における初の代理店契約を締結したと発表した。NSSOLはCollateの代理店として、主体的なData DiscoveryやData Observability、Data Governanceを可能にするCollateを提供し、日本企業が自社のデータ資産を最大限に活用し、より高い付加価値を創出できるよう支援するとしている。
Collateは、分断されたデータ資産のメタデータなどの情報を自動で収集し、こうした課題を解決するほか、AIエージェントによるデータの分類、ドキュメントの生成、品質テストの実施によって、効率的なデータ資産管理を可能にする。
Collateが開発したOSSの「OpenMetadata」を基に構築されており、そのコア機能を強化し、エンタープライズレベルの運用サポートや、大規模なデータ活用のニーズに特化したCollate専用機能を合わせて、SaaSとして提供する。
主な機能のうちData Discoveryは、データベースやデータウェアハウスをはじめ、BIツールなどのデータ活用ツールを対象とした統合カタログを提供する。90以上のコネクタを用意し、さまざまなデータシステムとシームレスに統合する。カタログにおいては検索とフィルター機能、カラムレベルのリネージ、ER図、チャットやコメント機能、アクティビティスレッドなどを提供する。
Data Observabilityは、実データを対象としたノーコードの品質テストとプロファイリング機能を提供する。さらにメタデータや実データを対象としたアラートと通知、インシデント管理、データ品質に関するダッシュボード機能を提供し、統合カタログを用いた根本原因分析を支援する。
Data Governanceは、データ辞書、ビジネス用語集を提供する。また、分類タグや、認証ワークフロー、メタデータ管理ダッシュボード、パターンによるメタデータ付与の自動化機能を提供する。
Collate AIは、Collate専用のAIエージェントで、説明の付与やデータの分類、品質テストなどを自動化し、自然言語によるチャットボットを提供する。Collateは既に日本語に対応済みで、Collate AIは2025年秋に日本語対応を予定する。
Collateを活用することで、データは一元的に整理・管理され、データの意味やデータオーナーなどの必要な情報がユーザーに提供される。これにより、効率的なデータ利用が促進される。
さらに、CollateのData Governance機能を活用して、データガバナンスの精度を一層高められる。自動化されたワークフロー、ナレッジセンター、ダッシュボードを通じて、データにおけるコンプライアンスリスクを軽減して、データとビジネスの間の強固な連携を実現し、データをビジネスに活用するまでの時間を短縮できる。
NSSOLはパートナーシップを通じて、日本におけるCollateの包括的な導入サービスとサポートを提供し、顧客のデータ利活用プロセスの変革を支援するとしている。