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NEC、AI活用に重要な6つの観点から企業を支援するコンサルティングサービス
2025年7月29日 10:00
日本電気株式会社(以下、NEC)は28日、AIを活用した業務変革を目指す企業向けに、AI活用に重要な6つの観点から多面的に分析・支援するコンサルティングサービス「AIディスカバリープログラム+」を販売開始すると発表した。
「AIディスカバリープログラム+」は、これまで8000件以上のAIプロジェクトを支援してきた実績をもとに、「会社方針」「ビジネス活用」「ガバナンス」「システム」「データ」「組織・人材」の6つの観点から、企業のAI活用レベルを可視化するサービス。こうして可視化された企業ごとの状況に合わせて、最適かつ迅速な高度化を実現するための支援方針を提示する。
またサービスでは、現状把握や具体施策の検討など複数のフェーズにおいて、NECの生成AI「cotomi」を中心に、Agentic AIを活用しながら支援を実施する。社内外の情報の包括的な検索やユースケース立案などの施策案の提示に活用することで、従来の属人的な戦略立案と比べて、精度・スピード・網羅性が向上し、短期間で経営に資するAI戦略の立案が可能になるとした。
サービスメニューは、実施内容や期間が異なる3種類を提供する。最も安価な「プランC クイックウィン」は、6軸の成熟度診断(ヒアリング中心)、主要業務ヒアリング(1部門)、初期施策の草案作成、各施策の優先順位付け、推進に向けた課題の整理などを2カ月で実施するもので、参考価格は800万円(税別)から。
最上位の「プランA フルスコープ」では、6軸の成熟度診断と経営戦略を踏まえたあるべき姿の定義(全部門)、全社・部門横断の業務アセスメント(最大5部門)、主要課題の構造化とユースケース案抽出、重点課題の具体化ワークショップ(半日×2回×2部門)、経営層向け合意形成ワークショップ、各施策の優先順位付け、中期AIロードマップ(3年)策定などを4カ月で実施する。