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NTT西日本、中堅・中小の情シス担当者を支援する「情シスおまかせコンシェルジュ」を10月より提供
2025年7月2日 14:29
NTT西日本株式会社は、中堅・中小企業の情報システム担当者を支援するサービス「情シスおまかせコンシェルジュ」を10月より提供開始すると発表した。提供エリアは、NTT西日本のサービス提供エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)。
「情シスおまかせコンシェルジュ」は、NTT西日本の持つアセットを組み合わせることで、中堅・中小企業の情報システム担当者を対象に、「IT運用稼働の削減」「業務実態可視化によるDX推進」「内部脅威対策強化」を一括提供するサービスである。
このうち「IT運用稼働の削減」では、社員からのITに関する問い合わせに対して、電話・チャット・リモートツールを通じて専門チームが対応するヘルプデスクサービスを提供するほか、ICT環境調査を通じて企業のICT環境を把握し、保守手引書を作成して見える化することにより、故障・修理時の迅速な対応を可能にするという。
また「業務実態可視化によるDX推進」では、PCに関する情報を収集し、IT資産の可視化と運用状況の一元管理を実現。加えて、PCごとの作業時間やアプリの利用状況を分析し、偏りや非効率な点を可視化して社内業務の負荷・課題を抽出することで、企業のDX推進や業務効率化を支援する。
「内部脅威対策強化」では、USBメモリの不正利用制御やアプリの利用制御、操作ログの取得など、内部脅威への対策を強化するほか、OSやウイルス対策ソフトの更新状況も可視化でき、セキュリティリスクを事前に把握・対処可能にするとした。
さらに、特定の挙動を検知した際はビジネスチャット「elgana」への通知を行い、速やかな事象解決を支援するとのこと。
プランとしては、「ライトプラン」「スタンダードプラン」の2つを用意する。ライトプランには、社員からのITに関する問い合わせ対応、故障受付・故障切り分け・修理手配、ビジネスチャット「elgana」(ベースプラン2ID)が含まれており、基本料金は月額1100円(税込、以下すべて同じ)。最低利用期間は1カ月。
スタンダードプランには、社員からのITに関する問い合わせ対応、故障受付・故障切り分け・修理手配、ビジネスチャット「elgana」(ベースプラン5ID)に加えて、DXサポート、IT資産管理・業務可視化ツール(5ID)、保守手引書保管・維持管理が含まれており、PC20台までの「Sタイプ」では月額1万780円、PC40台までの「Mタイプ」では月額1万4300円など。最低利用期間は1年となる。
またスタンダードプランでは初期費用が必要となり、ICT環境調査・保守手引書作成、調査機器台数20台までの場合で6万6000円から。
なお両プランとも、フレッツ 光クロス Biz/光クロス/光ネクスト、または光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービス(コラボ光)の契約も必要となる。