ニュース
オプティム、Android向けアプリ配信機能を強化したMDMサービス「OPTiM Biz 10.1」
2025年6月11日 15:32
株式会社オプティムは10日、モバイルデバイス管理(MDM)/PC管理サービス「OPTiM Biz」(旧名称:Optimal Biz)の新版「同 バージョン10.1」を提供すると発表した。今回は、Android向けの機能を中心に強化が行われている。
OPTiM Bizは、企業で利用されているスマートフォンやタブレット端末などのモバイルデバイスとPCの管理、セキュリティ対策などをWebブラウザ上から一括で行えるMDM・PC管理サービス。この「OPTiM Biz」では、Android向けに提供されている「アプリケーション配信機能」の中で、配信するアプリケーションに設定値をあらかじめ適用できる機能「アプリ構成」を提供しているが、新版ではこの機能が強化された。
アプリケーション配信機能を利用して端末に配信されるアプリケーションに対し、端末のシリアル番号などを動的に割り当てる変数(プレースホルダ)を追加している。変数を利用することで、端末ごとの設定値を変更することなく一括配信が可能になるため、例えば、従来は端末から手動で実施していた、モバイル脅威対策サービスや業務上必要なアプリケーションの認証・初期設定を省略可能になったとのこと。なお、設定できる変数は、シリアル番号、製造番号(IMEI)、ユーザーID、GUIDである。
また、やはりAndroid向けに提供されているオプションサービス「インターネット接続管理」では、グローバルプロキシ設定を端末に配信する「グローバルプロキシ設定」を利用できるようにした。手動でホスト名やポート番号を入力するか、PACファイルの配置場所のURLを入力することで、端末に適用するグローバルプロキシを指定でき、プロキシを使用してコンテンツフィルタリングを行うセキュリティサービスなどの導入が簡単になるとしている。
このほか今回は、WindowsのWi-Fi設定でWPA3を選択したり、iOS紛失モード実行中に鳴動指示を出したり、といったことが可能になった。