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ネットワンシステムズ、OTセキュリティサービスにリアルタイム監視「Nozomi Guardian」を追加

 ネットワンシステムズ株式会社は5月30日、OTセキュリティサービスのさらなる強化を図るため、新たにNozomi Networksの「Nozomi Guardian」を対象製品に追加し、同サービスを拡充したと発表した。製品の追加により、製造業の生産ラインや社会インフラ領域における、OT環境の資産可視化とリアルタイム監視体制を強化し、IT/OT統合時代に即した包括的かつ高度なセキュリティ支援を実現するとしている。

 Nozomi Guardianは、OT環境内の不審な通信をリアルタイムで検知し、資産情報や脆弱性を可視化する機能を備えるセキュリティ製品。

 ネットワンシステムズでは、OT環境のセキュリティリスクが急増しており、国内外でサイバー攻撃による工場などの生産ライン停止や社会インフラ障害といったインシデントの発生が続くなど、サプライチェーンにおける事業継続の観点からもセキュリティ強化が喫緊の課題となっていると説明。さらに、法規制やガイドラインの整備が急速に進む中、OT環境における「資産の可視化」「脆弱性の把握」「リアルタイムでの脅威検知」といった高度なセキュリティ対応が求められていることから、セキュリティサービスの拡充に至ったとしている。

 ネットワンシステムズのOTセキュリティサービスは、OT環境の資産や脆弱性の可視化を実現し、ITネットワークとの連携状況も含めて全体を把握可能、可視化データをもとに、ネットワンシステムズの知見を生かしたリスク分析と月次レポートを提供するといった特徴を備える。また、NetOne-SOC(セキュリティオペレーションセンター)による24時間監視体制の提供や、多種多様なOTプロトコルに対応する、既存環境に応じた柔軟な導入、計画から運用、監視までをワンストップで支援するライフサイクル型サービスを提供する。

 今回、新たにNozomi Guardianを対象製品に加えたことで、リアルタイム監視体制の強化と、可視化精度の向上を実現すると説明。さらに、ITとOTの両ネットワークのマルチベンダー環境における最適構成提案から、豊富なナレッジに基づく高度なインシデント分析力により、顧客の運用負荷を軽減し、設計から導入、運用まで一貫した支援が可能だとしている。

OTセキュリティサービス全体像