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さくらインターネット、Dockerを利用した新たなホスティングサービス「Arukas」を開発

無料のオープンベータテストを実施

 さくらインターネット株式会社は27日、コンテナ型仮想化技術「Docker」を利用した新たなホスティングサービス「Arukas(アルカス)」を開発したと発表した。Arukasを無料で利用できるオープンベータテストを9月末まで実施する。

「Arukas」サービスロゴ

 Dockerは、米Dockerにより2013年に公開されたオープンソースのコンテナ型仮想化ソフトウェア。さまざまなOSに対応し、開発環境の整えやすさや使い勝手の良さなどから世界中の開発者に広く利用されており、多くのソフトウェアが最低限の初期設定済みのコンテナイメージとして、Dockerの公式レポジトリ「Docker Hub」で無料公開されている。

 Arukasは、Dockerの技術を利用し、Docker開発環境で作成されたコンテナイメージをインターネット上に簡単に公開できるサービス。特定のレポジトリ(現在は「Docker Hub」のパブリックレポジトリに対応)にアップロードされたコンテナを指定することで、ハードウェアやネットワーク経路を意識することなく、アプリケーションの登録が可能となる。登録されたアプリケーションを起動すれば、最速15秒でアプリケーションが利用可能となり、インターネット上に公開できる。

 Arukasのオープンベータテストは既に提供を開始しており、9月末までの実施を予定。期間中は、Arukasを無料で利用できる。

「Arukas」コントロールパネルイメージ

三柳 英樹