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JSOL、Life Sciences Cloudを活用した製薬・医療機器メーカー向けのCRM・データ利活用サービスを提供

 株式会社JSOLは20日、Salesforceの「Life Sciences Cloud」を中心に活用し、営業・マーケティング活動を高度化するCRM・データ利活用ソリューションを、製薬・医療機器メーカー向けに提供開始したと発表した。

 今回JSOLが提供するのは、Salesforceが提供する、製薬・医療機器業界特有の各種データをSalesforce Platform上に集約・統合するデータプラットフォーム「Data Cloud」と、各種データを閲覧しMR(医薬情報担当者)のアクションをサポートするCRMソリューション「Life Sciences Cloud」を活用し、製薬・医療機器業界における営業戦略の最適化を支援するソリューション。

 具体的には、「Data Cloud」を用いて、医療機関や調剤薬局に関連する各種データを顧客軸で整理した後、「Life Sciences Cloud」に実消化データ(医薬品卸の販売情報)および第三者機関収集データを効率的に取り込み、シームレスに「Life Sciences Cloud」上のデータと統合・可視化できる仕組みを設計・構築する。

 これにより、実績が伸びた医師に対する営業活動を成功パターンととらえ、「誰に」「どのように」「何を」「いつ」情報提供するべきかをレコメンドすることで、製薬業界におけるデータに基づく営業・マーケティング活動の生産性向上を実現するとした。

 加えて、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」を活用し、データへのアクセスを向上させることで、製薬・医療機器メーカーのMRおよびマーケティング担当者のデータ利活用を促進。間接業務の効率化と、コア業務に割く工数の創出を図るとしている。

 さらには、ビジュアル分析プラットフォームのTableauを活用し、インタラクティブなダッシュボードで隠れた本質的な課題をすぐに引き出すことによって、マーケットデータや販売データが可視化され、オムニチャネル施策とMR活動の効果測定や医師の傾向分析を行え、営業戦略の最適化を支援できるとのこと。