ニュース

バッファロー、Windows Storage Server 2012 R2搭載の法人向けNAS

 株式会社バッファローは27日、Windows Storage Server 2012 R2を採用した法人向けNAS「テラステーションWSS」を発表した。4シリーズ13モデルを12月下旬より提供開始する。

 今回の新製品は、Active Directory(AD)認証を運用しているWindowsネットワーク環境において、大容量ストレージのニーズに応えた法人向けのNAS。いずれもデュアルコアのAtomプロセッサや4GBのDDR3メモリを搭載するなど、ハイパフォーマンスなハードウェアを採用しているという。

 また、OSにWindows Storage Server 2012 R2を搭載しているので、ローカルでのレプリケーションや、インターネット経由でレプリケーションを行う「DFSレプリケーション」機能に対応。ネットワーク環境の負荷を分散するNICチーミング、複数ディスクを仮想的に統合する「記憶域プール」、シンプロビジョニングなどの豊富な機能も利用できるとしている。

 さらに、バックアップや容量追加に利用できるUSB 3.0ポートも搭載し、従来のUSB 2.0ポートと比べて、データ転送時間を大幅に短縮した。

 ボックス型のラインアップとしては、Windows Storage Server 2012 R2のStandard Editionを採用した6ドライブ製品「WS5600DSR2シリーズ」、Workgroup Editionを採用した4ドライブ製品「WS5400DWR2シリーズ」と2ドライブ製品「WS5200DWR2シリーズ」を提供。ラック型の4ドライブ製品「WS5400RSR2シリーズ」については、Standard EditionモデルとWorkgroup Editionモデルを用意した。

 なお、Windows Storage Server 2012 R2のWorkgroup Editionでは、接続ユーザー数が50までに制限される点(Standard Editionでは無制限)、データの重複排除機能やフェイルオーバークラスタリング機能が省略されている点などがStandard Editionと異なる。

 価格例は、WS5600DSR2シリーズの4TB HDD搭載モデル(合計24TB)が60万600円、WS5400RSR2シリーズの4TB HDD搭載モデル(合計16TB、Standard Edition)が61万2150円、WS5400DWR2シリーズの3TB HDD搭載モデル(合計12TB)が34万6500円、WS5200DWR2シリーズの4TB HDD搭載モデル(合計8TB)が24万2550円、などとなっている。

WS5600DSR2シリーズ
WS5400RSR2シリーズ

石井 一志