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富士ゼロックス、iPadを使ったモバイルワーク支援ソリューション
モバイル環境でドキュメントを利活用するアプリなど提供
(2013/1/17 06:00)
富士ゼロックス株式会社は16日、モバイルワークを支える新ソリューションサービスを発表した。タブレット端末向けの新しいアプリや外出先での文書印刷を実現するサービスを25日より順次提供する。
モバイル環境でのドキュメントハンドリングを支援するアプリ「モバイル統合アプリケーション for iOS」を30日より販売する。同アプリは、複合機でスキャンした文書やiPadで撮影した画像をアプリに直接取り込み、取り込んだコンテンツを表示・編集し、複合機からのプリントやメール送信といった操作がワンストップで行えるもの。モバイル環境で要求されるドキュメントハンドリングの機能を統合することで、煩雑な作業をシンプルにするという。
特長は、使いやすさを追求したというユーザーインターフェイス(UI)。視認性の高い文書のサムネイル表示や、ドラッグ&ドロップ操作でファイルの移動・コピー、フリック操作でのページめくりなどの直感的な操作を実現した。
画像ファイルや文書の編集にも対応。iPadに取り込んだPDF文書や画像ファイルに対して、手書き文字やマーカーラインを描ける。ファイルにコメントを入れて保存したり、メール送信して修正を指示したりといった使い方が可能。
iPadに保存してある文書ファイルをオフィス内のデジタル複合機に出力できる。紙文書をデジタル複合機でスキャンし、電子化してiPadに取り込むことも可能。オンプレミス型の文書管理システム「DocuShare」やクラウドストレージサービス「Working Folder」との連携機能も備える。DocuShareとWorking Folderは同期が取られる仕組みとなっているため、外出先からクラウドストレージのWorking Folderを経由して社内文書にアクセスしたり、Working Folderを介して社内のアシスタントと見積書作成のやり取りを行うといった使い方ができる。
また、オフィスとモバイル環境のシームレス化と外出先での文書プリントニーズに応えるため、「パブリックプリントサービス」および専用のデジタルカラー複合機シリーズを2月11日より販売する。
パブリックプリントサービスは、オフィスや外出先のPC・モバイル端末で出力したい文書をクラウドのサーバーにアップロードすることで、自治体、大学、店舗、ホテル、カフェなど公共の場に設置された専用のデジタルカラー複合機から印刷できるサービス。アプリ上からこの機能が利用できるようになっている。
モバイル統合アプリケーション for iOS 2.0日本語版の価格は、5ライセンスで5万円(税別)から。