アイ・オー、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT」を搭載したNAS


LAN DISK HDL-ZWSVシリーズ

 株式会社アイ・オー・データ機器(以下、アイ・オー)は、株式会社オレガのストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」を搭載したNAS「LAN DISK HDL-ZWSVシリーズ」を4月上旬に発売する。ターゲットユーザーは中小規模事業者(SMB)。

 VVAULTは、内蔵HDD、外付けUSB HDD、NASに至るさまざまなストレージを単一のストレージであるように見せるストレージ仮想化ソフト。それぞれのストレージにある余剰容量を統合して利用できるため、リソースの有効活用が可能となる。

 また、仮想ドライブサービスを稼働させた状態でデータバックアップ、リストア、マイグレーションなどを実現する新技術「VVAULTライブ・テクノロジー」が備わり、SMBが要求するデータのバックアップにも対応する。

 アイ・オーは、「LAN DISK HDL-ZWSVシリーズ」(Windows Storage Server 2008 R2搭載モデル)に標準で「VVAULT Professional OEM 新規1 年」をインストールして発売し、次年度以降の更新ラインセンスについても直接提供する。

 4月上旬に発売するのは、2TBモデル/12万8000円(税別)、4TBモデル/17万8000円(同)、8TBモデル/20万8000円(同)の3種類。

 両社は今後も技術協力を行い、仮想ストレージの応用利用について開発を進めるとともに、SMB市場におけるサーバー・ストレージ環境の運用性、生産性を向上させる製品を提供する方針。

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