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ベネッセ、自律的な学びの一歩目を支援する企業向け診断型学習促進プログラム「DXスタートスタディ」

組織のDXスキルの底上げを支援

 株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、法人向けオンライン動画学習プラットフォーム「Udemy Business」の導入企業を対象に、無償の診断型学習促進プログラム「DXスタートスタディ」(以下、スタスタ)を提供開始したと発表した。「Udemy Business」の活用サポートサイト「Learners' Station」から利用できる。

 「スタスタ」、従業員がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実務にひも付けてとらえ、主体的に学習しやすい環境を醸成する診断型学習促進プログラム。DXの基礎力把握だけでなく、診断結果に基づいた解説動画や再診断など、次に何を取り組むべきかを明確にすることで、自律学習をサポートする機能を備えているという。

 また診断の導入部分では、ベネッセならではのマンガを活用し、DXの知識を業務に活用することの価値を受講者に分かりやすく伝え、主体的に取り組むきっかけを作るとのこと。

導入マンガ

 マンガに続くDX基礎診断は、経済産業省および独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が策定した「DXリテラシー標準(DSS-L)」全項目をもとに、DXに初めて触れる人の学習動機形成を支援する設計となっており、セルフチェックでDXに対する受講者の「マインド・スタンス」を確認し、その後の「知識テスト」で「Why(DXの背景)」「What(DXで活用されるデータ・技術)」「How(データ・技術の利活用)」に対応したDXの基礎力を、約20分で診断するとした。

 そしてDX基礎診断の受講後、正答率の低いカテゴリに対応して「Udemy Business」の解説動画が受講者にレコメンドされる。

診断結果・解説動画

 管理者は受講者のテストの点数だけでなく、学習の進捗状況を含めた管理が可能となっており、再診断前後でのスコアの動きを把握することで、学習効果を可視化できるとのこと。また、学習が進まない受講者へのリマインドを管理者がしやすいよう、各進捗段階に応じた未完了者のリスト抽出とメールテンプレートも利用できる。

管理者の進捗管理画面

 一方の受講者側では、「おすすめ講座診断」により、3ステップで自分の業務に合ったスキルを「Udemy Business」上の約3万講座から探すことが可能で、業務で活用できる、実践につながりやすい学習を提供するとした。

 なお「スタスタ」では、DXの基礎知識の習得および自律学習のサポートを目指しているが、その後、より専門性の高いDXスキルの習得を目指す場合は、ベネッセが展開する他サービス群を企業の組織状況や育成方針に応じてカスタマイズし、継続的かつ体系的な学びの環境を継続することが可能とのことだ。