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BIPROGY、Microsoft 365環境のデータセキュリティの強化を支援する「Microsoft Purview向け支援サービス」
2025年4月9日 13:09
BIPROGY株式会社は9日、Microsoft 365の導入や利活用を支援する「Microsoft 365向けエンタープライズサービス」のラインアップを拡充し、「Microsoft Purview向け支援サービス」を同日より提供開始すると発表した。
Microsoft Purviewは、企業が直面する情報漏えい、データの過剰露出、コンプライアンス違反などのリスクに対処するための包括的なデータセキュリティソリューション。Microsoft 365のアプリケーションと密接に連携し、多くの個人情報や機密情報を取り扱うため、その導入と活用にはMicrosoft 365に関する深い知識が必要になるという。
今回提供が開始される「Microsoft Purview向け支援サービス」は、このMicrosoft Purviewの導入から運用、定期的なアップデートまでを継続的に支援するサービス。企業が保有する膨大なデータを適切に整理・管理することで、機密データの誤った外部流出や不正持ち出しなどの情報漏えいリスク、不正アクセスや生成AIによる非倫理的またはリスクの高いコンテンツ生成などのコンプライアンス違反を防止するという。
中核となるメニュー「導入支援サービス(基本)」は、これからデータセキュリティ対応を実施する企業に向けて、その導入を支援するもので、企業のニーズや現状をヒアリングしたうえで、その要件を考慮した最適な設計を実施。設計に基づき、システムの初期設定と導入をサポートする。
具体的には、手動・自動でドキュメントなどに秘密度ラベルを付けることにより、機密情報・個人情報を適切に識別し事前保護できるように支援するほか、データ損失防止(DLP)により、機密情報・個人情報が外部に共有される操作を検知して制御する。また、ユーザーの機密情報・個人情報の扱いにおけるリスクを動的に察知して、早期に対処できるようにサポートするとのこと。
加えて、「導入支援サービス(基本)」の初期導入範囲をほかのクラウドやデバイスへ拡張し、企業のクラウド環境全体のデータセキュリティ強化を図る「導入支援サービス(拡張)」も提供する。このメニューでは、ほかのクラウドおよびデバイスのデータセキュリティの初期設定とその支援を実施するとした。
さらに、「導入サービス(基本)」「同(拡張)」で初期設定を実施した後、見直し箇所や課題について定期的にヒアリングを行い、対応を実施する「運用支援サービス」を用意した。