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NTT東日本、生成AIを用いて業務効率化を支援するチャットツールを提供
RAGを利用した社内独自データの活用、指示のテンプレート化にも対応
2025年4月9日 06:30
東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、生成AIを活用して業務の効率化を支援するサービスを、4月9日より提供開始すると発表した。検索や文章要約、文書作成・添削、アイデア出しなどにより、日々の業務をサポートできるという。
今回提供が開始されるサービスは、最新の情報や企業独自のデータなどを参照し生成AIの回答精度を高めることが可能な、RAG(検索拡張生成)機能を備えたAIチャットツール。Webの情報だけでなく、RAGを利用して情報を検索・抽出し回答を生成する仕組みによって、より正確な回答を提供できるという。
また自治体と実施したPoCで、利用者が生成AIを活用する上で直面している「スキルを問わない生成AIの活用」「組織内での展開」といった課題を把握したとのことで、業務ごとにプロンプト(生成AIへの指示)をテンプレート化するコンシェルジュ機能を搭載するなど、UXを向上しているとした。
さらに、生成AIの社内利用で培ったスキルを活用した伴走支援も提供可能で、導入前のコンサルティングや導入後の生成AIの利活用支援なども行えるとのことだ。
価格は個別見積もりとなり、最低利用期間(3カ月)と最低利用ID数(20ID)が設けられている。提供エリアは全国で、利用にはインターネット接続環境が必要とのこと。