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NECプラットフォームズ、オフィスコミュニケーションサービス「UNIVERGE BLUE」で初期導入コストを抑えたフルクラウド構成モデルを提供
2025年4月1日 14:26
NECプラットフォームズ株式会社は3月31日、音声通話・チャット・Web会議・ファイル共有など、オフィスコミュニケーションに必要な機能を統合したクラウドサービス「UNIVERGE BLUE」において、オンプレミス型PBXやキーテレフォン(オフィスの電話設備一式をまとめた総称)の初期導入コストを抑えた、フルクラウド構成のBring Your Own Trunkモデル(以下、BYOTモデル)を4月25日に提供開始すると発表した。
フルクラウド構成のBYOTモデルは、音声通話をはじめとする各種設定を顧客自身でWebブラウザー上から簡単に実現でき、従来のテレフォニー機能に加えて、コールセンターの運用に必要な基本機能や通話録音/IVR機能を実装している。UNIVERGE BLUE専用の高品質な固定電話機の提供も行っており、既設の電話回線や回線契約を継続して利用できる。
PBXやキーテレフォンなどの初期導入コストを抑えて、各種設定を顧客自身でWebブラウザー上から簡単に実現でき、手軽にオフィスのコミュニケーションシステムを運用できる。
高度なハントグループやスーパーバイザー向けに、コールセンターの運用に必要な待ち呼、応対状況表示、モニタ、ウィスパリング、割り込み、統計レポート、ダッシュボードなどの基本機能を実装している。
SBC(セッションボーダーコントローラー)と接続されたオンプレミス環境からも、クラウドコールセンターの基本機能が利用可能。これにより、既設PBX・キーテレフォン環境のIP化やクラウド化をスムーズに進められる。さらにコラボレーション領域など、顧客のビジネスニーズに合わせた、より高度なサービスへの展開・発展を支援する。
UNIVERGE BLUE専用のSIP多機能電話機2機種の提供も開始する。中間機器を挟まずに、インターネット経由でUNIVERGE BLUEにダイレクト接続が可能。クラウドPBXベンダーの中でも自社製の固定電話機まで提供できるNECプラットフォームズの強みを生かし、企業におけるコミュニケーションシステムをトータルでサポートするとしている。
UNIVERGE BLUEフルクラウドBYOTライセンスの価格はオープン。フルクラウド専用SIP多機能電話機の価格(税別)は、「DT900Sシリーズ32ボタン セルフラベリング」が6万5900円、「DT900Sシリーズ6ボタン」が4万6500円。
また、PBX・キーテレフォンとのハイブリッド構成のサービスにおいても、Microsoft TeamsとのUIを統合化する、Microsoft Teams連携機能を4月18日に追加する。
UNIVERGE BLUEをMicrosoft Teamsに統合することで、コミュニケーションツールが一元化され、アプリケーションを使い分けることなく、ユーザーは会議、チャット、ファイル共有、通話機能をMicrosoft Teams内で管理できる。これにより、コミュニケーションツールの利便性を高め、業務効率化や生産性向上に貢献する。
UNIVERGE BLUEの音声環境により、Microsoft Teams電話ライセンスを必要とせず、Microsoft TeamsのUI上で高度な電話機能を提供する。異なるアプリを使い分ける必要がなくなり、ユーザーは一つのプラットフォームから両方の機能を利用できるため、時間と労力を節約できる。
Microsoft Teamsで障害が発生した際も、ハイブリッド音声環境は継続して運用が可能。UNIVERGE BLUEとMicrosoft Teamsを統合して運用することで、マルチクラウドによるBCP対策の強化が実現できる。
Teams連携ライセンスの価格は1ユーザーあたり月額1200円(税別)。