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SBテクノロジー、SaaS管理サービス「SaaSパトロール」にワークフロー機能と棚卸機能を追加
2025年3月7日 06:30
SBテクノロジー株式会社は6日、社内のSaaS利用状況を可視化し、一元管理するサービス「SaaSパトロール」において、「ワークフロー機能」と「棚卸機能」を提供開始した。
SaaSパトロールは、社内で使用されるSaaSを一元管理し、メールやWebアクセスログによるSaaSの利用状況を集約・可視化するサービス。情報セキュリティ担当者の負荷を抑えながら、セキュリティリスクを軽減し、ルールに基づいた適正なSaaS管理を実現する。
ワークフロー機能は、新しいテナント(契約)やサービスを利用するユーザーの申請・承認を行える。申請されたテナントやユーザーは、承認後自動で台帳に登録される。SaaSパトロールの管理者は、台帳への自動反映により手動転記の手間を省け、データの整合性を保てる。なお、既存のワークフローサービスを利用する顧客は、SaaSパトロールと組み合わせての利用もできる。
棚卸機能は、SaaSパトロールで管理しているテナントや利用許可ユーザーの棚卸しを行う機能。SaaSパトロール管理者は、それぞれのテナント管理者に対して棚卸しの依頼を行え、その進捗状況を確認して催促を実施できる。棚卸し依頼を受け取ったテナント管理者は、テナントにひも付くユーザーに対して棚卸し依頼を行う。
ワークフロー機能と棚卸機能の提供により、SaaSの利用申請から承認、台帳への自動登録、棚卸しまでのSaaS管理に必要な一連のプロセスを、すべてSaaSパトロールで実施できるようになる。煩雑になりがちなSaaSの管理を効率化し、転記漏れなどの人為的なミスを削減しながら、適正なSaaSの利用を促進できる。
特にエンタープライズ企業においては、全社で利用されているSaaSすべてを情報セキュリティ部門が把握・管理することは困難だが、SaaSパトロールでは各テナントの管理者に現場部門のユーザーを指定でき、棚卸しや削除漏れユーザーの対応をテナント管理者が担う形にできる。これにより、情報セキュリティ部門と現場部門とが連携したSaaSの適正管理を実現する。
SaaSパトロールの価格は8万円(税別)。SBテクノロジーは、今後も情報セキュリティ担当者の業務効率化、セキュリティ対策強化に向けてサービスを拡充させていくとしている。