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SBTのSaaS可視化サービスがLANSCOPEとの連携に対応、サービス検知結果を分析する新機能も提供

 SBテクノロジー株式会社(SBT)は13日、社内のSaaS利用状況を可視化し一元管理するサービス「SaaSパトロール」において、エムオーテックス株式会社の統合エンドポイントマネジメント「LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版」との連携を開始し、オプションメニューとして提供すると発表した。合わせて、企業が利用しているサービスの検知結果を可視化する「分析ダッシュボード」オプションも提供を開始した。

 SaaSパトロールは、SaaSベンダーから送られてくるメール、Webアクセスログなどをもとに、社内で利用されているSaaSの検知を行い、検知したサービスやユーザーの許可状況を可視化・管理できるサービス。これにより、IT部門が把握できていないサービス(シャドーIT)の検知や、サービス台帳を用いた、ユーザーごとのサービス利用状況の管理などを行えるという。

 今回は同サービスにおいて、「LANSCOPE エンドポイントマネージャー オンプレミス版」との連携オプションを提供。同製品の既存のWebアクセスログをもとに、社内で利用されているサービスの検知が可能になり、ユーザーごとのサービス利用有無や、過去30日間にわたる利用頻度の可視化を行えるとした。

 なお、WebアクセスログはユーザーのPC端末から直接Webアクセスログを取得するため、テレワークなど、社内ネットワークを経由しないアクセスにおいてもログを取得でき、より精度の高いサービス検知が可能になるとした。

 一方の分析ダッシュボードは、SaaSパトロールに登録したサービスやその許可ユーザー情報と、Webアクセスログから収集した実際の利用状況を突合・分析し、一覧で表示するオプション。これにより、分析や集計に時間を掛けず、シャドーITの把握や適切なユーザー管理などが可能になるという。

 なおダッシュボード上で、許可されたサービスが適切に利用されているかを判断するための指標を、組織全体やユーザー、サービスごとに可視化する機能も備えているので、未許可のサービス利用やアカウントの削除漏れなどが可視化され、対応の優先度を一目で判断できるとしている。

 SaaSパトロールの価格は、ユーザー数無制限で月額8万円(税別)。1年間の最低契約期間が設定されており、年額一括払いとなる。また、オプションの「LANSCOPE エンドポイントマネージャー 連携」は、1000ユーザーまでで月額10万円(税別)。