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マクニカとフレクト、「顧客データ活用ソリューション」でCXの向上を支援

データ活用の課題整理から顧客ID・データ統合、可視化までをサポート

 株式会社マクニカと株式会社フレクトは21日、CX(顧客体験)の向上を支援する「顧客データ活用ソリューション」を提供開始すると発表した。両社では、顧客データの活用における課題整理から顧客IDとデータ統合の実装、可視化までをワンストップで支援するとのこと。

 「顧客データ活用ソリューション」は、顧客IDと顧客データの統合により、顧客情報の統合管理から可視化までを一気通貫で支援するサービス。マクニカが取り扱うOktaの顧客ID統合ソリューション「Auth0」と、Databricksのデータインテリジェンスプラットフォーム「Databricks」を連携させるとともに、フレクトの持つID・データ統合に関するクラウドインテグレーションの実績・ノウハウを生かして、各企業のビジネスやシステムに合わせたデータ基盤の構築を実現するという。

 具体的には、Auth0を活用して、ユーザーへの影響を最小限にとどめながら、セキュアな顧客ID統合を実現することで、ユーザービリティの向上やメンテナンスコスト削減を可能にするほか、Databricksを用いて、企業内でサイロ化しているデータをワンプラットフォームで集約・加工・管理することにより、多様なデータを用いた顧客データの可視化・分析を実現する。

 なお、これらの導入にあたっては、フレクトが企業の現状を評価し、データとID統合のための計画を策定。マクニカは、Auth0とDatabricksの導入に向けた必要機能の確認など、製品のトータルコーディネートを実施する。

 また、周辺システムの連携を含め、両製品を組み込んだ顧客データ基盤の実装を、マクニカの支援のもとでフレクトが実施。ソリューションの提供、各製品のトータル保守サポートをマクニカが担当し、企業の実運用を支援するとした。

 両社では、このソリューションの導入により、企業は高品質な顧客データを活用したサービスの提供が可能になるため、顧客定着率の増加やLTV(顧客生涯価値)の向上を期待できると、その効果をアピールしている。