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アイネット、「inet annexデータセンター(仮称)」を2026年1月に開設

 株式会社アイネットは1月31日、同社データセンターと連携する「inet annexデータセンター(仮称)」を、2026年1月に横浜市に開設すると発表した。inet annexのハウジングルーム面積は380㎡(おおよそ100ラック規模)。データセンター用電力量は約600kW。

 アイネットは、国内に2カ所4棟の自社データセンターを有している。1997年、横浜市にデータセンターを設立して以来、さまざまな業種・業態の顧客にデータセンター・クラウドサービスを提供しているが、近年、データセンター利用の需要が増大しており、同社データセンターの稼働率も高止まりしているという。

 こうした状況からアイネットでは、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)神奈川事業部の施設内に、アイネットの自社データセンターと連携する新たなデータセンター「inet annex」を開設するとしている。

 inet annexでは、ハウジングサービスは1ラック単位から100ラック規模に対応し、各種ハウジングラック仕様や配置など、顧客の要望に柔軟に対応すると説明。標準のハウジングサービスのラックサイズは横幅700mm、奥行1100mm、電源ケーブルは異経路での提供となるため、安心して利用できるとしている。また、電源容量は1ラックあたり標準6kVAとしている。

 アイネット独自で、事業者間相互接続している「inet north」「inet east」との接続が可能。データセンター間は、冗長経路で接続されているため、高い信頼性とセキュリティを確保できる。

 また、inet annexは、震度6強の地震にも耐えうる耐震構造となっており、立地はハザードマップ上、津波の危険性は少ない。また、UPS(無停電電源装置)はフロアごとに必要な容量分が設置できるように設計されるなど、高い抗堪性(こうたんせい)を実現しているという。保守・サポート面では、24時間365日常駐体制のもと、専門の技術スタッフが対応する。