アイネット、4棟目のデータセンターが竣工～サービス提供を開始

　株式会社アイネットは4日、4棟目となるデータセンター棟が竣工し、2月よりサービス提供を開始すると発表した。最大で約1200ラックを収容できる4階建てとなり、同社の横浜データセンター内に位置している。

　横浜データセンターは、都心から約37kmの神奈川県横浜市に開所されている都市型のデータセンター。海岸線から約9km、標高48ｍに位置しており、災害リスクを考慮して水害や液状化の危険が少ない硬質な地盤に建設されているという。

　アイネットでは、約1000ラックを収容できる3棟目のデータセンターがほぼ満床になったことを受け、隣接する敷地に、さらに規模の大きな4棟目のデータセンターを建設していた。今回、この4棟目のデータセンターが稼働を開始することにより、同社が保有するデータセンターの総面積は、約2万2000平方メートル（約3000ラック収容可能）になるとのこと。

　なお、新設されたデータセンター棟は、クラウドの提供を中心に考えられており、1フロアあたり、コロケーション仕様で340ラック、クラウド仕様で400ラックを設置可能。ユーザーの利用用途によってレイアウトを変更できる柔軟性も備えているとした。

　アイネットはこのデータセンターをベースに、クラウドサービス「Dream Cloud」のラインアップを充実させ、順次提供していく考えだ。