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システムインテグレータ、SCMパッケージ「mcframe」を販売 中堅プロセス製造業向けに展開
2025年1月28日 17:08
株式会社システムインテグレータは28日、ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)と、同社のSCM(サプライチェーン管理)パッケージ「mcframe」のビジネスパートナー契約を締結し、「mcframe」の販売を開始したと発表した。
mcframeは、生産・販売・原価管理を中心として、設計と製造のプロセス連携や現場のOT情報とIT情報の統合などにも対応可能な、“ものづくりデジタライゼーション”を推進するパッケージソフトウェア。大企業から中堅・中小企業まで、日本を含めた世界17カ国において、1500を超える企業・グループ会社に導入されているという。
システムインテグレータでは、当社は20年以上にわたってWeb-ERP「GRANDIT」を推進し、200社以上への導入実績を持つほか、生産スケジューラ「Asprova」の導入実績も20社を超えており、Asprovaの導入パートナーとしては、特にプロセス製造業に強みを持つとのこと。今回はこうした実績を生かし、mcframeの導入実績が少ない中堅プロセス製造業をターゲットとしてビジネスを展開するとした。
中堅プロセス製造業には、レガシーシステムを依然として使用している企業や、ERPを導入したにもかかわらず機能適合度が低く、生産管理機能を効果的に活用できていない企業、高額なコストが負担となり費用対効果が得られていない企業などが多数存在しているとのことで、こうした企業において、各種製造業で実績を持つmcframeの活用による、デジタル競争力の強化を促進するとしている。
なおシステムインテグレータは、新たにmcframeを提供開始するにあたって、従来の主力製品であるGRANDITとのすみ分けを図る考え。組立加工系の製品を受注生産方式で製造している企業で、統合的な業務システムを希望する場合にはGRANDITを提案する一方、プロセス系の製品や見込生産方式の企業にはmcframeを、それぞれ戦略的に提案するとしている。
またmcframeを中核に据え、生産スケジューラ、MES(製造実行システム)、S&OPシステムなどの各種ソリューションを一貫して提供することにより、SCM全体を包括的にカバーする体制を強化するとのことだ。