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SCSK、アンリツの10Gbps対応帯域制御装置「PureFlow ASX」を販売
2025年1月27日 13:40
SCSK株式会社は27日、アンリツ株式会社の高精度帯域制御装置「PureFlowシリーズ」の新モデルとして、データセンターや大規模企業向けの10Gbpsインターフェイス搭載モデル「PureFlow ASX」を販売開始した。価格はオープン。また、PureFlowシリーズの既存モデルも機能を強化し、販売を開始した。
PureFlow ASXは、クラウドやSaaSの利用が拡大する中、高精度な帯域制御により通信品質を向上させる10Gbps対応モデル。4ポートで2回線の独立した制御回線を構築でき、アクティブスタンバイ構成やマルチテナント構成を1台で実現する。強化されたドメインフィルタ機能により、QoSポリシーを容易に設定可能で、高品質な通信環境を提供する。
また、PureFlow ASXには、先行販売中の1Gbps対応モデル「PureFlow AS1」と同様の機能を搭載しつつ、新たに機能強化および追加を図った。
通信制御機能の拡張では、HTTPS通信のSNI(Server Name Indication)を識別・学習し、ドメイン名/SNIとIPアドレスを自動でひも付ける機能を搭載。クラウドやWebアプリケーションを柔軟に識別・制御できる。
フロー分析機能の強化では、測定可能な対象シナリオ数を従来比4倍に拡張。クラウド利用の拡大に伴う多様なアプリケーションの遅延監視に対応する。
アクティブ測定機能の追加では、サーバーやネットワーク機器に対し、遅延やパケットロスを能動的に常時監視する機能を追加。サイレント障害の早期発見を実現する。
PureFlowシリーズは今後、高精度帯域制御技術やトラフィック分析機能に加え、通信識別機能や運用監視機能を強化しながら、クラウド時代の次世代ネットワーク環境において、顧客価値の向上に寄与するアプライアンス製品として進化を続けるとしている。