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デジタルアーツ、IDaaS製品「StartIn」にオンプレミスシステムなどとの連携を可能にする「代理認証機能」を追加
2025年1月24日 08:00
デジタルアーツ株式会社は23日、IDaaS製品「StartIn」に、SAML非対応のオンプレミスシステムや社内システムとの連携を可能にする「代理認証機能」を追加し、3月に提供開始すると発表した。代理認証機能は、サービスの標準機能として提供する。
IDaaSでは、一般的に「SAML」という規格に対応しているサービスがシングルサインオンの対象となるが、オンプレミスシステムや、社内システム、独自システムなどはSAML非対応のものが多く、この場合、個別にID・パスワードの管理を行う必要がある。大企業や教育委員会などでは、オンプレミスのシステムが混在している、SAML認証に対応していない社内システムが多くあることから、IDaaS製品を使用していてもID管理や認証を一元化しきれず、利便性の観点で課題があったという。
こうした状況を踏まえ、デジタルアーツではStartInに代理認証機能を搭載。代理認証機能により、すべてのWebサービスに対してシングルサインオンを実現し、より便利なアカウント管理に貢献するとしている。
代理認証機能は、SAML非対応のサービスや、Webブラウザーでログインフォームを開くような社内システムなど、すべてのWebサービスにおいて、シングルサインオンが可能となり、これまで以上に便利なアカウント管理を実現できる。
さらに、StartInではシングルサインオンに加えて、デジタルアーツの独自機能である多彩な多要素認証機能を搭載している。GPSを利用した「位置情報認証」や「第三者認証」といった独自の認証機能を組み合わせることで、強固な認証を実現し、セキュリティの強化が期待できる。
また、昨今の中間者攻撃への対策として、「クライアント証明書認証」や「パスキー認証」によるパスワードレス認証機能も備えている。
これらにより、オンプレミスとクラウドシステムが混在している環境でもシングルサインオンを実現し、多要素認証機能の活用によりセキュリティリスクを低減する。
StartInの標準価格(税別)は月額300円。「DigitalArts@Cloud」製品と同時に購入もしくは、既に「DigitalArts@Cloud」製品を利用中のユーザーには、セット価格として月額150円で提供する。