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BIPROGYとユニアデックス、生成AIアプリ構築サービスで柔軟なカスタマイズを可能にする「開発キット」を提供
2025年1月21日 11:00
BIPROGY株式会社とユニアデックス株式会社は20日、生成AIを企業の業務に組み込むことで、さまざまな業務を効率化・高度化するサービス「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」において、柔軟なカスタマイズ機能を加えた「開発キット」を提供開始すると発表した。
BIPROGYとユニアデックスでは、セキュアなMicrosoft Azure基盤を利用し、企業が自社専用の環境で生成AIの業務利用を可能にするサービス「Azure OpenAI ServiceスターターセットPlus」を提供している。
同サービスでは、標準UI(アプリ)が動作する環境を提供してきたが、新たに提供する「開発キット」は、この信頼性の高い環境を基盤とし、利用企業が独自のアプリケーション機能を追加開発するためのサービス。これを利用すると、独自UIや、既存システムへの生成AI機能の組み込みが可能になるため、企業の従業員は、従来の業務プロセスの中で生成AIを活用できるようになるという。
また、企業独自の業務プロセスを、プログラム実行環境で容易に実装できる点もメリット。複雑な開発が不要で、柔軟かつ低コストで独自の機能を構築できる。さらに、独自プラグインによる外部データソース連携に対応しており、社内外のさまざまなデータソースと生成AI機能の連携を行って、リアルタイムの情報を取り込むことが可能になるとした。
両社では利用例として、特定業務の情報ポータルに生成AI機能を組み込み、利用者が自然言語で問い合わせを行うと、関連情報を即座に回答する機能を追加することで、情報検索や業務サポートの効率を向上させるといったケースを紹介。
また、企業の統計・財務データなどを入力すると、生成AIが自動的に分析し、要点をまとめたレポートを短時間で作成する機能を備えた、レポートの自動作成システムとしての活用も可能になると説明している。