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アイティーエム、Webサイトセキュリティポスチュア検査とクラウドWAAPサービスを提供

 さくらインターネット株式会社のグループ会社で、MCSSP(Managed Cloud & Security Service Provider)事業を展開するアイティーエム株式会社は10日、株式会社モニタラップのWebサイトセキュリティポスチュア検査(Website Security Posture Check)サービスとクラウドWAAP(Web App and API Protection)サービスを提供開始した。

 Webサイトセキュリティポスチュア検査サービスは、Webサイトのセキュリティポスチュア(状態)を継続的にモニタリングし、安全なWebサイト運営に欠かせないさまざまなセキュリティモニタリング機能を提供する。

 Webサイトのマルウェアスキャンでは、アンチウイルス、シグネチャベースの検査、およびWebサイト訪問結果における視覚的な変化の検知などの検知技術を活用し、悪用リスクを迅速に検知する。Webサイトのブロックリスト登録の検査では、主要40ブロックリストへの登録の有無を検査し、検索エンジン順位の低下やブラウザーの警告、アクセスのブロック、ブランドの信頼性の損傷を未然に防ぐ。

 SSL/TLS証明書のモニタリングでは、証明書の改ざんによるフィッシング攻撃や中間者攻撃を防止し、ユーザーに安全なブラウジング環境を提供する。DNSレコードのモニタリングでは、DNSの設定とレコードの整合性を確認し、改ざんの有無をモニタリングすることで、ドメインハイジャック、フィッシング、中間者攻撃などのセキュリティ脅威を防止する。

 クラウドWAAPサービスは、企業の直面するセキュリティ脅威からWebサイトを保護し、安全なWebサイト運営に欠かせないさまざまな防御機能を提供する。

 WAFに加え、機械学習基盤ベースの脅威インテリジェンスで、既存のポリシーベースのWAFを超える脅威の検知と予防を実現する。また、APIセキュリティで、APIトラフィックを解析し、トークンの完全性を検証することで、アクセスを制限して攻撃をブロックする。

 Bot対策では、クレデンシャルスタッフィング、コンテンツスクレイピングなど、悪意のあるBotトラフィックから防御する。Secure CDN+DDoS対策は、CDNとL3 DDoSに加え、GETフラッディング、RUDY、Slowloris、SlowReadなどHTTPベースのサービス拒否攻撃を軽減する。

 Webサイトセキュリティポスチュア検査サービスのメニューと価格(税別)は、Essentialプラン(ドメイン数1つ)が月額5700円、Businessプラン(ドメイン数5つ)が月額1万1400円、Enterpriseプランは要問い合わせ。

 クラウドWAAPサービスのメニューと価格(税別)は、Essentialプランが月額8640円、Businessプランが月額1万160円、Enterpriseプランが月額1万4230円。