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JBCC、AIなど5分野の社員向け教育フレームワーク「JBCCアカデミー」を創設

 JBCCホールディングス株式会社は25日、JBCCグループが目指す価値創造型企業に向け、事業戦略を実現するための人材育成とキャリア形成のフレームワーク「JBCCアカデミー」を創設したと発表した。

 JBCCアカデミーは、JBCCグループの全社員約2000人を対象に、それぞれの職種や経験に合わせて、事業に直結する最先端のスキルを階層別に体系化した。JBCCグループが注力する、AI、クラウド、セキュリティとインフラエンジニア、システム開発プロジェクト管理(SI PM)の5つの分野について、エントリー(入門)からエキスパートまで4段階の教育プログラムを提供する。各講座は全てオンラインで配信されるため、社員一人ひとりが目指すスキルレベルに向けて講座を自由に選択し、知識やDXスキルを効率的に習得できる。

 加えて、高い専門スキルを有する社員について高度専門職へのキャリアパスを用意した。実績審査や面接などによる1年間の任命制で(期間更新は再審査あり)、最高ランクは役員相当の処遇をする。

 日々、実際の顧客への提案やプロジェクトに携わり、実務経験豊富な高度専門職の社員が講師を担当。講師はそれぞれの専門分野において、顧客業務へのAI活用提案、サイバー攻撃被害やセキュリティインシデントへの対応、大規模システム開発(超高速開発)のプロジェクトマネージャーなどの業務に従事しており、最新の技術トレンドのみならず自らの経験やスキルを生かした講義を行う。

 一部の講座は、社外の受講希望者にも公開する。社会に開かれたDX/IT人材の育成機会を創出し、社会課題であるDX人材不足の解消に貢献するとともに、JBCCアカデミーを通じて高度で専門的なスキルを有したキャリア人材の採用強化につなげるとしている。

 JBCCアカデミーは2024年10月に運用を開始し、1カ月で延べ1500人の社員が受講しており、引き続き全社員2000人の受講を推進するとしている。また、研修内容については、先進的・専門的な知見を有する他企業や大学など教育機関と連携し、ネットワーキングの強化とスキルレベルの向上を図るとともに、現行の技術系プログラムに加え、営業力およびビジネススキルの教育コースを追加するなど、継続的に拡充していくとしている。

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