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TISとTISシステムサービス、AI・自動化技術を活用した統合的な運用管理サービスを提供

統合された基盤・体制により、IT運用の効率化やコスト削減を支援

 TIS株式会社とTISシステムサービス株式会社は21日、IT運用に必要な基本機能に加えて、自動化やAIを活用した高度な運用を網羅した統合的なプラットフォーム「統合システム運用管理サービス」を、同日より順次提供開始すると発表した。なお、開発はTISとTISシステムサービスが共同で推進し、販売はTISが実施する。

 「統合システム運用管理サービス」は、ITシステムの運用に必要な基本機能と、AI・自動化などの高度な運用を一元化し、統合的なプラットフォームとして利用できるサービス。システム稼働状況の表示といったの基本機能から、障害予兆監視といった高度な運用まで、企業ごとのニーズに応じてカスタマイズを行ってワンストップで提供する点が特徴で、クラウドやオンプレミスを問わず、複数のIT運用サービスを統合できるという。

 また、ITシステムの稼働状況はポータルのトップ画面に可視化され、タイムリーに確認可能な仕組みを提供することで、システム保守や障害対応等のアジリティを確保。さらに、脆弱性管理やセキュリティ監視における監視状況を可視化し、チケット管理を統合するため、セキュリティ運用の効率化や実効性のある企業内CSIRTの実現にも寄与するとしている。

 このほか、AIOpsなど自動オペレーションにより、障害予兆監視やアプリケーション監視(APM)などを実現する複数のオプションメニューを提供するとのこと。

 なお基本機能として、ダッシュボード機能、システムの死活監視機能は基本機能として無償で提供される。今後は、IT資産・保守情報管理(無償)、システムの正常性監視機能(5IPあたり5万円から)、サーバーリブート実行(5IPあたり1万円から)、ログ参照(5IPあたり1万円から)といった機能を2025年3月に提供予定。その後も順次、機能を拡張する計画で、従来利用していた複数のサービスやツールを統合することにより、保守コストや人的コストの削減に貢献するとした。