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メタルワン、日本IBMと開発した自動車鋼板流通向け「Metal X」の新規サービス「日次共通納期管理表サービス」を提供

 株式会社メタルワンは10日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)と開発した、自動車鋼板流通におけるデジタル変革を推進し、持続可能なサプライチェーンを実現するデジタルプラットフォーム「Metal X」の第2弾サービスとして、日次鋼材調達のための「日次共通納期管理表サービス」を8月に提供開始したと発表した。

 日次共通納期管理表サービスは、サプライチェーン横断で日々の受発注や出荷・納入状況の管理を簡素化する。サービスは、複数商社・コイルセンターに対し効率的に新規注文や注文変更ができる機能と、注文に対する出荷の予定や納入実績を一元的に管理できる機能の主に2つの機能で構成され、発注者(外注先も含む)と受注者が共通の管理表で注文情報と出荷情報をリアルタイムに確認できるようにすることで、効率的なコミュニケーションを可能とする。

 これまでは、受注者である商社やコイルセンターに電話やFAX、メールなどさまざまな方法で注文内容を伝達して、受注者が管理していたが、サービスではMetal X上で発注者・受注者が直接入力する注文情報や出荷情報を、企業間および同一企業内の部署間で一元管理できる。これにより、発注者・受注者ともに受発注・注文変更の工数が削減される。

 また、Metal Xでデータを一元管理することで、注文と出荷情報の伝達に関わる業務運用の属人化が排除される。加えて、Metal X上で注文・受注の履歴管理が行われることにより、注文状況に関わる認識齟齬(そご)を軽減し、発注者・受注者または同一企業内の部署間のコミュニケーションの円滑化や高効率かつ持続可能なオペレーションを実現する。