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NTT Com、「Webex Calling」でフルクラウドでの外線発着信を可能にする新サービス

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は9月30日、NTT Comが提供するシスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)のクラウド電話サービス「Webex Calling」のオプションとして、オンプレミスの装置を設置することなく、各拠点や店舗で0ABJ番号を利用できる「Arcstar IP Voice(Webex Calling)」を、同日より提供開始すると発表した。

 Arcstar IP Voice(Webex Calling)は、NTT Comが提供するシスコのクラウド電話サービス「Webex Calling」と接続可能なクラウド接続型音声サービス。従来は、SBC(Session Boarder Controller)やゲートウェイ(GW)といったオンプレミスの装置を各拠点や店舗に設置して利用していたが、これが不要となるため、フルクラウドでの外線発着信が可能になるという。

 これにより、機器の管理コストやスペースコストが削減できるほか、0ABJ番号を利用するための音声固定回線手配も不要となるため、回線敷設コストや手間を削減できるとのこと。

 また、NTT ComのIP電話サービスへの通話は無料で、Webex Callingにて提供される本社~支店間やセンター間内線通話、外出中の社員が利用するアプリとの内線通話だけではなく、NTT ComのIP電話サービスを利用しているグループ企業や取引先などとの通話料も無料になるとした。

 加えて、着信はもちろん、特定番号通知機能オプションの利用により、「フリーダイヤル」「ナビダイヤル」の番号を発信者番号として通知することもできる。

 価格は、1IDあたり月額330円(税込)。別途、NTT Comが提供する「Webex Calling」のライセンス契約が必要になる。