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両備システムズ、工場内業務を省力化する製造業向け生産管理システム「Info-Gear for Maker」

 株式会社両備システムズは30日、製造業向け生産管理システム「Info-Gear for Maker」を10月より本格的に販売開始すると発表した。

 Info-Gear for Makerは、生産から出荷までのデータを一元管理し、工場内業務を省力化するとともに、データ活用による意思決定を実現する、製造業向け生産管理システム。生産管理、販売管理、購買管理、在庫管理がオールインワンのパッケージとして構成されているほか、パッケージだけでは足りない機能がある場合、個別機能の追加による拡張も可能で、業務効率をさらに高められるという。

 このうち生産管理には、部品の構成情報と工程情報が合わせて確認できる「統合部品表」を標準で備えているため、ジャストインタイムの資材供給が可能になるとのこと。さらに「スケジューラ機能」では、工程計画の進捗状況の確認がスムーズに行え、計画の変更も簡単に行えるとしている。

システム構成図

 また、簡易BI機能として活用できる「ダッシュボード機能」を搭載しており、データに基づいた素早い経営判断も可能。データ活用の自由度が高いため、外部連携も柔軟に対応できるとした。

ダッシュボード機能(例)

 このほか、データ一元化と利活用を実現する外部連携機能も備え、システムへ登録されたデータを、定期的に出力・取り込み可能。出力・取り込みするデータや形式は任意に設定でき、会計・人給システム、EDI・BIツールなど、さまざまな外部システムとの連携を行えるとのこと。

Info-Gearを中心とするデータ利活用構成図(例)

 なお両備システムズでは、トラックバースの入退場を管理するバース入退場管理システム「R-Teams」や、入出荷製品の目視でのカウントを省力化するAIカウントツール「CountShot」などの製品を提供しており、製造業を取り巻く問題に対して、多くの側面からのサポートを行える点をアピール。自社所有のデータセンターによる情報資産管理、コールセンターをはじめとするBPOサービスなど、同社内のサポートサービスと組み合わせ、利用企業に合わせたトータルサービスを提供できると、その強みを強調している。

製造業向けトータルソリューション図