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HPE、エッジ環境の高負荷ワークロードに最適化した「HPE ProLiant DL145 Gen11」サーバーを発表
2024年9月27日 06:30
日本ヒューレット・パッカード合同会社(以下、HPE)は26日、エッジ環境における要件の厳しいワークロードに最適化した「HPE ProLiant DL145 Gen11」サーバーを発表した。
HPE ProLiant DL145 Gen11は、データが創出されるエッジ環境でサービスを実行できるよう設計されたサーバー。オンサイトで処理されるデータからリアルタイムでインサイトを獲得して、迅速に意思決定を行うにあたって、遠隔地のデータセンターやクラウドリソースへの依存度を低減でき、レイテンシの低減、帯域幅使用率の削減、接続コストの削減を実現できるとしている。
最大64コアの第4世代AMD EPYC 8004プロセッサーを搭載し、GPUを3基まで搭載でき、最大128のVM(仮想マシン)をホストできる。動作温度の設定が可能で、防塵フィルターを内蔵、振動や衝撃への耐性を備え、優れたエネルギー効率により、店舗、クリニック、銀行、ホテル、生産ラインなど、高パフォーマンスが求められるエッジ環境で力を発揮する。
在庫管理やプライシング、POS(販売時点情報管理)などのアプリケーションに加え、エッジに重点を置いたアナリティクスソリューション、ビジネスインテリジェンス、コンテンツ配信、AIおよび機械学習、コンピュータービジョンなどのワークロードもサポートする。また、ISVパートナーとの連携も拡大しており、小売業向けの損失防止やビデオアナリティクス、製造業向けのプロセス自動化、予測メンテナンス、サプライチェーンなど、エッジシナリオに最適化された業界特化型ソリューションを導入できる。
さらに、クラウドベースのサーバー管理ツール「HPE GreenLake for Compute Ops Management」を介して、HPE ProLiant DL145 Gen11をシームレスかつセキュアにエッジの拠点に配備できる。遠隔からのサーバー導入を支援する機能を備えているため、IT担当者が現場にいなくても、簡単かつセキュアに起動できる。運用開始後も、遠隔からのサーバーへのアクセス、自動化された監視、管理により、IT担当者のサーバー管理工数を削減する。
HPE ProLiant DL145 Gen11サーバーの最小構成価格は91万2000円から。