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NTTデータビジネスブレインズ、電子データ保存サービス「ClimberCloud」でAIオプションを提供

文書登録の効率化を支援

 株式会社NTTデータビジネスブレインズは27日、バックオフィス業務支援ソリューション「ClimberCloud」において、AIを利用して文書登録を効率化する「AIオプション」を提供開始したと発表した。

 ClimberCloudは、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応した電子データ保存・一元管理を行えるクラウドサービス。国税関係帳簿・書類・電子取引に関する情報をClimberCloud上で一元管理し、電子帳簿保存法の各種法要件に対応させることができるという。

 今回はその新機能として、AI-OCRを利用して、アップロードした文書からテキストの抽出・分析を自動で行い、文書登録を効率化させる「AIオプション」を新たに提供する。請求書をはじめとする標準的な文書の読み取りに対応しており、事前構築済のモデルを利用して読み取りが行われるため、利用企業が難しい設定や読み取り精度向上のためのトレーニングを行う必要がなく、簡単に導入できるという。

 なお電子帳簿保存法における検索要件では、従来、「取引日付、取引金額、取引先」を手入力する必要があったが、AIオプションを用いることで自動入力されるようになるので、効率的なデータ登録が行えるとのこと。さらに、6カ月以内に登録した文書と比較し、二重登録の疑いがある場合には登録続行要否の確認アラートを表示する機能も搭載していることから、電子帳簿保存法対応でのさらなる工数削減を進められるとしている。

 また料金面は、ClimberCloud本体と同じく、月の登録件数に応じた従量課金制を採用した。なお2024年9月末まで、AIオプションを利用した文書登録を月間5件まで無償で試せるキャンペーンを実施する。