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キヤノンS&S、IT運用業務をトータルで支援する「IT運用アウトソーシングサービス」を提供

 キヤノンシステムアンドサポート株式会社(以下、キヤノンS&S)は7日、中小企業向けにIT機器やソフトウェアの日々の運用、トラブル対応などをトータルで支援する「IT運用アウトソーシングサービス」を、「まかせてIT DXシリーズ」に追加し、提供開始した。

 IT運用アウトソーシングサービスは、システム担当者が不在あるいは他の業務と兼任しているケースが多い中小企業向けに、ITの計画策定から、機器の選定、導入、運用、保守、教育までを支援する。

 キヤノンS&Sでは、これまでも中小企業向けにIT機器の運用・保守サービスメニューを提供してきたが、各顧客のニーズに対応するため、企業ごとに異なるIT環境や、その運用業務における課題をヒアリングし、必要なサービス内容をカスタマイズして提供する。経験豊富なカスタマーサポートセンターやエンジニアがシステム担当者に替わり、日々のITシステムの運用業務を支援する。これにより、DXの推進に専念できるIT環境を提供する。

 カスタマイズ例のうち、障害対応・予備機運用では、PCやネットワークカメラ、ネットワークインフラ、基幹業務アプリケーション、クラウドサービスといった、ITインフラごとに異なる問い合わせ窓口を、キヤノンS&Sのカスタマーサポートセンターに一元化。必要に応じてソリューションベンダーへのエスカレーションを実施することで、ITに関する困りごとの早期解決を支援する。

 ITシステムの運用支援では、ITシステムの安定稼働に向けた監視・点検を代行。窓口業務一元化では、PC故障時の予備機への変更や故障機の修理手配、修理完了機の再セットアップをワンストップで提供する。

 システム監視・定期点検では、サーバー、PC、UTM、基幹業務アプリケーションなどの利活用において発生する利用者の追加・変更や、運用の見直しによる設定変更などを、システム担当者に替わって実施。障害発生時にはトラブルシューティングや修理手配、復旧作業を代行する。

 予備機運用では、PC故障時の予備機への変更や故障機の修理手配、修理完了機の再セットアップをワンストップで提供する。

 ヘルプデスクでは、システム担当者に替わって、従業員からの問い合わせ受付・対応を実施する。運用支援では、PCの利用者変更時などに、ユーザープロファイル設定、メール設定などのサーバーやPCの設定変更を代行する。

 また、通報・修理の実態把握と、今後の対策検討に役立つ通報履歴の報告書を提供する対応履歴報告書作成や、点検結果や対応履歴の報告と対象システムの運用状況に関するヒアリングを行い、改善点を提示する定例会実施などにも対応する。

 IT運用アウトソーシングサービスの価格は個別見積もり。