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両備システムズ、多要素認証セキュリティ「ARCACLAVIS NEXT」をLGWAN-ASPサービスとして提供

 株式会社両備システムズは6日、多要素認証セキュリティ製品「ARCACLAVIS NEXT」を、LGWAN-ASPサービスとして全国の地方公共団体に提供開始したと発表した。

 ARCACLAVISシリーズは、パスワードによる認証にICカード認証、顔認証などの生体認証を組み合わせることで、確実な本人認証を実現する多要素認証セキュリティ製品。1台のPCを共有して利用する際、「職員はICカード認証、臨時職員は顔認証で利用」といった認証方法の使い分けができ、認証ログにより、共有のWindowsアカウントでも、実際の端末利用者の特定できる。Active Directoryと連携し、認証システムのアカウント作成、削除を自動化し、運用負荷を軽減できる。

 両備システムズは、LGWAN-ASPサービスとしてARCACLAVIS NEXTを提供することで、従来のオンプレミスによる個別のシステム環境構築の場合に比べ、導入と環境維持に関する工数、費用、期間を削減できると説明。マイナンバー利用事務系と比較して端末数の多いLGWAN接続系でも、容易に導入・利用できるとしている。

 ファーストユーザーとなる大阪府吹田市では、LGWAN接続系端末約3200台、端末利用する職員数は約3800人の規模で、顔認証を利用した多要素認証を2024年4月から段階的に運用を開始した。

 両備システムズでは、今後も自治体の課題に寄り添い、さまざまな形態での多要素認証ソリューションの提供を通じ、さまざまな顧客のDX推進を支援していくとしている。